両国国技館と私

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。当社システムのインフラを担当しています新井山です。
先日、生まれて初めて国技館(東京都墨田区)にて大相撲を見てきました。

優勝争い中の琴欧州と両横綱が負けるという波乱の内容についても非常に楽しかったのですが、最も印象に残ったのは国技館の居心地の良さでした。
両国国技館

今回は1階の枡席(枡席とは約1.5メートル四方の正方形に区切られたスペースに座布団が数枚敷いてあり、そこに大体2,3人で、座って観戦します。)で観戦しました。寝ころんで観戦してる方も多数。飲食可。名物は地下で調理される焼き鳥です。例えるならば、小学校の運動会のように校庭に家族単位のレジャーシートが並び、そこでお弁当食べてる感じに近いかと思います。大の大人3人で1枡に入ったので、若干窮屈でしたが、この枡席が非常によかったです。


そして、枡席だけでなく、全体的な雰囲気として、ガードマンの姿や蛍光色のスタッフジャンパーを着て走り回る人も見えず、飲み物などを搬入する業者の方々も含め、極めて肩肘張らず自然にイベントを運営する段取りが確立されている感じがして、とても安心感がありました。実はあまり興味のなかった大相撲を楽しく観戦できたのもこの居心地の良さのおかげかな?と思いました。
※余談ですが、東北在住の祖父母(相撲大好き)をいずれ枡席に招待したいと思っています!


この国技館と収容人数や利用用途が似ている武道館(東京都千代田区)には、ロックバンドのライブと大学の入学式で入ったことがあります。武道館には、国技館とは違った格式ある雰囲気であったことを思い出しました。この原稿を書きながら調べたのですが、この2つの建物の建設に至った歴史などを比較してみるとその雰囲気の違いが反映されているようで、建物という無機質なものでも、経緯や歴史によって変わるものだなー。と非常に興味を持ちました。


国技館にせよ武道館にせよ、安定して長期間にわたり、多数の方に利用されるインフラ構築の秘訣は、最新設備やテクノロジーを使っていることではなくて、利用者に安心感や場合によっては緊張感を感じて貰えるか否かという感覚的なところにあるのかな?と思いました。


ここでいうインフラとは、建物や道路とは大分違う意味のインフラで、例えば、お客様がご利用されるウェブページが動作する機器やそれらがつながるネットワークの構築などをさしています。
今回の国技館訪問で感じたインフラ構築の秘訣は、土俵は違いますが、自分の仕事に役立てられそうな気がします。

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