こんにちは。システム部の新井山です。
自宅から車で20分くらいかけ、工業地帯と海底トンネルを抜けた埋め立て地の先端にある公園で私と長男（小4）はウーロン茶の空ペットボトルをトヨタ スープラ（ラジコン）でかすめ倒す決定的なシーンを写真撮影することに夢中です。
ペットボトルをかすめ倒す（正面から激突するのではない）のがまず難しい。
スープラは、長男のおこずかいで購入できる範囲（確か1200円）のラジコンなので、コントローラーをいくら繊細に扱っても右なら右。左なら左へかっちりコントロールされちゃう、まっ正直ラジコンなので、微妙なコントロールができません。その上で、数センチ単位のコース取りを極めなければいけないのです。さらに、そのスープラに異常なまでに対抗心をあらわにする黒光りする猛獣（我が家のダックスフンド）が絶妙の走りをするスープラを生き物と間違え、攻撃を加えようと襲いかかるのも同時にかわさないといけないのです。
また、写真撮影も難しい。
決定的瞬間は一瞬ですし、何しろ携帯電話のカメラは押したあとわずかな間があってからシャッターが切られます。その間を完全に読み切って完璧なタイミングでシャッターが切られたときは、スープラがペットボトルをかすめることもなく通過してしまうこともしばしば。
という具合に、スープラをコントロールする者とシャッターを切る者のコンビネーション・忍耐が試される場なのです。
11月の海風が吹き荒れる中、地面に這いつくばり、かれこれ1時間半をこの撮影に費やした我々はついにやり遂げました。
私は賢さからくる無関心よりは、熱中した馬鹿さかげんのほうが好きだ。
（Anavel Gato＠ジオン公国）
