白黒つける?

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

セキュリティオフィサーの堀川です。

先日、所属している囲碁倶楽部の早朝打ち初め会に行ってきました。
囲碁は、白と黒の碁石で陣地の広さを争うとてもシンプルなゲームです。私は、めまぐるしく変化する局面を、あの手この手でくぐりぬけ、最後は白黒すっきりと結果が示されるという様を好んでいました。
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何でも白黒つけたがる私の性格は、囲碁を愛したからなのか、はたまた、もともとそのような性格で囲碁がそれに拍車をかけたのか、定かではありませんが、セキュリティオフィサーとしての仕事ではそれが吉と出ることも凶と出ることもあることを日々、実感しております。

例えば、
・厳格なルールを作り、それを犯してはならないと、鬼となる場合は吉。
・厳格なルールに拘るばかり、状況変化に気づかず、お客様の利便性を損ねてまでもルールを押し通す場合は、凶。

ライフネットの目指すところは、空気のように自然なセキュリティです。普通に安全。心地よい安全。利便性と安全性のバランスを取る上で、白黒つけないことも時には必要であると考えております。

そのようなことを、囲碁のお師匠に述べたところ、「囲碁だって、局面が次々と変化するように、常に白黒ついているわけではないし、囲碁十訣だって、矛盾しているようなことが並んでいるだろう?」と新年早々、ありがたい解説をいただきました。要はバランス、なのですね。

囲碁十訣(いごじゅっけつ)は唐の玄宗皇帝時代、ある高級官僚が、守るべき碁の戦法を簡潔な十箇条にまとめたものといわれています。
こちらライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)をご参考下さい。

私は、つまらない石は捨てて先手を取れ、という意味の「棄子争先」という教えが好きで、その戦略を使ってばかりなのですが、そればかりではどうも具合が悪いわけです。

どのような局面においても柔軟に対応できるセキュリティオフィサーとして今年も精進して参ります。

写真は打ち初め会の対局時の私です。考え事をしていると白眼がちになるようです。きっとオフィスでもこんな顔をしているのでしょう。

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