十年愛

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

セキュリティオフィサーの堀川です。
私が十年以上愛しているもののひとつに、経堂にあるトンカツ屋さんのロースカツがあげられます。
経堂から引っ越してからは数か月に1度しか伺えませんが、経堂に住んでいた頃は週に1回から2回のペースで通いつめていました。

余所で残念なトンカツをいただくと、経堂のトンカツ屋さんで口直ししたくなりますし、
数週間トンカツを口にしないと、やはり、経堂のトンカツ屋さんが恋しくなります。
先日もその大好きなトンカツを食べに経堂まで足を運びました。

「あそこのロースカツが食べたい!!」と渇望して行くので、頂く時は、当然、ものすごく美味しいのですが、トンカツそのものが美味しいだけではなく、こちらのお店が与えてくれる安心感がより一層高い満足につながっているのでは、と思っています。

いつ行ってもカツは美味しく、キャベツはシャキシャキ、お米は艶々、味噌汁も赤出汁で、香のものは旬の野菜の浅漬け。
揚げ手は頑固一徹なおやじさん。Lの字型のカウンターの短いヘリに腰かけておやじさんの華麗な手つきや鋭いまなざしを見ていると、カツへの愛おしさも倍増します。
お給仕は、ご親族の年配の女性達。テキパキと飲み物も食事も運ばれてくる順もいつも同じでひと組テーブルが空いたらさっと食器と一緒にソースの瓶も下げて次のお客さんのためのセッティングの時にはソースが容器に満杯に入っています。

できていたり、できてなかったり、前回はすごく美味しかったけど今回はイマイチ、という波が少なくともこの10年間、ほとんどありません。程よい緊張感がある店のリズムの中に「完璧」を感じます。
もしかしたら、もっと美味しいトンカツ屋さんがあるのかもしれませんが、何気なく、当たり前に、一定の高いレベルをずーっとつづけられているのは、やはりすごいことなのではないかと思います。

食いしん坊披露ついでに、もう1つの私の十年愛菓子・鎌倉銘菓「鳩サブレ」も同様で、あの大きさを一枚食べきる上で、あの食感と甘さに落ち着いたのはたまたまでは決して無くて色々な試行錯誤の上なのではないかと思います。
例えばあの大きさでもっと硬かったら、もっと甘かったら、食べきるのにしんどい人が何割もいたなら「銘菓」としての人気は続いていないに違いありません。

「当たり前のように何気ないんだけど実はすごい」のが老舗の味わいなのかと思う今日この頃です。

私たちライフネット生命も、お客様から10年も20年も100年も愛される会社になれるよう、試行錯誤を重ね、精進して参ります。

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