モノにココロを乗せる

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

事業開発部の辻です。

先日、前職でお仕事をご一緒させていただいた会社の方お二人と、連れだって呑みに行く機会がありました。
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仕事でご一緒したのはちょうど3年前の今ごろ。既にそれなりの時間が経過しているのですが、今でも毎年この時期になるとどちらからともなく声を掛け、先方の会社近くの居酒屋で盃を酌み交わすのが慣例になっています。今年が3回目。

一人は、営業一筋30年、当時取締役、現在は引退されて関連会社の顧問。もう一人は、管理畑が長く、当時経営企画部長、現在取締役。既に50~60代のお二人からすると、まだ20代の私は完全に息子同然の年齢差なのですが、いつもざっくばらんに、かつ温かく接していただき、年齢の差を感じることがありません。

呑みながら話す話題は、近況報告から始まって、市場の現況、お若い頃の昔話、人生論まで幅広く。経験豊富な方々だけに、毎年すごく楽しく議論をさせていただいています。印象に残ったのが、営業の極意って何なんでしょうね?という話題になったとき。営業一筋30年のその方がおっしゃっていたのが、すごく印象的で今でも頭を離れません。

 「売れるかどうかっていうのは結局、モノにココロを乗せられるかどうか。それに尽きる」

じ~んと深い言葉でした。
口で言ってしまうとたいしたことがないようにも思えますが、30余年の営業マンとしての人生が凝縮されたシンプルな言葉。

話し出したら止まらない、そしてその話が大変面白いその方は、移って間もないにもかかわらず、全国の営業支社で引っ張りだこなんだとか。確かに60代とは到底思えないくらいイキイキとしていて、生命力が満ち満ちている。悩める若い営業マンがこういうおじさんを離さない、というのも納得です。

この不況の中、お二人の会社の業績は足もと絶好調だそうで、3年前に自分がかかわった仕事もそれなりの成果が出ているとのこと。嬉しい限りです。

年月が経過しても、会社を移っても変わらない、こういう素敵なお付き合いを、今後も大切にしていきたいと思います。

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