精神統一

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

頭の中がなんか整理できない、そう思った時にはいったん頭の中を空っぽにしたくなります。
以前、岩瀬もブログライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)の中で座禅体験のことを書いていたが、やっぱり座禅のようにひたすら何もせずに心を真っ白にするのは難しいですよね。
090707.JPG

どっちかと言えば、何かに集中することで他のことを忘れる方が手っ取り早い。 
思いっきり体を動かしたり、音楽を聴いたりするのもいいけど、私の場合、
最も簡単で最も効果があるのが包丁研ぎなんです。

おもむろに包丁を並べ、水で含ませた砥石を並べ、準備をする。
刃先を見て、指でなぞり、刃の状態を確認。
粗目の砥石で磨きだす。 ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ。
両面均等にかけていく。 ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ。
研ぎを何度か行って、仕上がり具合を確認、それを何度も繰り返し、少しずつあるべき姿に近づけていく。
単調だけど、集中した状態を維持するこの作業が、なんとなく心地よい。

包丁研ぎが好きになったのが確か小学校の頃。 父親が四国かどこかの出張のときに、
土産として砥石を買ってきてくれました。 自分への土産だったのかどうかは憶えていませんが、
男の子にとって、刃物は「遊びで使っちゃいけない」と言われるだけに、
「包丁研ぐから」という大義名分で、包丁で遊べることがうれしく、よく包丁を研いでいました。
1本研いでは、切れ具合がどれくらい良くなったのか、いろんな野菜を切って試してました。
あの頃は、大根をうすーく切ったりなんかするとプロの料理人っぽくてめっちゃわくわくしました。

別に高級な包丁を持っているわけでもなければ、料理に凝っているわけでもない。
ただ、集中して包丁を研いで、その結果、やわらかいトマトが薄く切れるほど研ぎ上がることを
自分で満足しつつ、後から妻に(当時は母親に)「すごい。よく切れる。ありがとう!」と
言ってもらえることがうれし楽しいんです。

先週のタモリ倶楽部の包丁作り企画に触発されて、久々に包丁研ぎに燃えた週末でした。


コンタクトセンター
森山

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る