タイムカプセル

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

事業開発部の辻です。

先日、大学時代の友人たちが集まっての「送別会&お帰りなさい会」がありました。
参加者は、大学入学時から10年以上苦楽を共にしてきた気の置けない仲間たちが15名ほど。

主役の一人は8月中旬から2年間ロンドンへ留学。もう一人は、2年間のサンパウ
ロ駐在を終えて7月初旬に帰国。ロンドンに旅立つS君は、先月結婚式も済ませ、
奥さんと一緒に渡英するとのこと。ちょっと羨ましい。サンパウロから帰国したH君
は、奥さん&向こうで生まれたベイビーと一緒に帰国。これまたちょっと羨ましい。

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大学の頃は皆同じような生活をしていましたが、皆悩みながらも、海外に飛び出し
て行ったり、会社を辞めて医学部に入り直したり、できたばかりのベンチャー企業に
飛び込んだり(⇒自分)、と徐々にそれぞれの人生に個性が出てきたような気がします。

さて。宴もたけなわになりかけた頃、仲間の一人が、「本日のメインイベント」と言って
バッグから取り出したのが、標題のタイムカプセルでした。(残念ながらカプセルは
用意できなかったため、封のできる大きめの封筒で代用したのですが。)2年前、
サンパウロのH君が渡伯する際の壮行会にて、「2年後の自分へ」と題して参加者全員が
一筆したためてそのカプセル(封筒)に手紙を入れたのでした。当時のカプセルの開封と、
2年後に向けてのカプセル再作成、それをこの場でやろう、という企画でした。なんとも乙な企画。

すっかりその存在を忘れていた自分。驚きとともに、少しこっぱずかしい気持ちで、
2年前の自分からの手紙を読み、そして新たに2年後の自分へ手紙を書きました。
ここで2年前の手紙について内容を公開することは控えますが、自分が書いた内容は、しっかり達成できておりました。安堵。

2年という時間。一般的なタイムカプセルからしたら短すぎる期間かもしれませんが、
転職や結婚や出産といった人生のイベントが目まぐるしく起こるこの時期には
非常にいい長さの時間かもしれません。2年後、S君は2年間の留学生活を終えて
一回り大きくなって帰国することでしょう。僕らも頑張らねば!と皆で心を新たにしたのでした。
「タイムカプセル」という、青春時代を思い起こさせるなんとも淡く切ない響き。
“アラサー”のいい大人たちが、昔に戻って大マジメに取り組むのもなかなかいいものですね。

そういえば、とその時思い出したのが、小学校卒業時に校庭の片隅に埋めた記憶のある、
あのカプセル。たしか成人式の時に開けようとか言っていたような気がするのだが…はて、
今頃どうなっているのか…。お盆に帰省する予定なので、かすかな記憶を頼りに、母校の校庭を歩いてみようと思います。

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