打ち上げ花火、下から見るか? 上から見るか?

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ライフネット生命 スタッフ

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子どもたちの夏休みも残すところあと1週間。夏休みの思い出を振り返りながら、子どもの残った宿題を手伝っているお父さんも多いかもしれません。
わたしの今年の夏の思い出は、東京湾大華火大会を六本木ヒルズの屋上、スカイデッキから見たことです。

東京タワーをはじめとする東京の夜景を手前に、少し離れた東京湾の晴海ふ頭に打ちあがる花火を54階建ての森タワーの屋上から見下ろすような形での観覧です。
屋上には150人くらいの人が集まっていて、最初の花火が打ちあがるのが見えるといっせいに歓声が上がり、しばらくすると遅れて「ドーン」という音が伝わってきます。

序盤を過ぎると、風向きが悪かったせいで、花火の煙とそれに誘われた雲によってきれいに見られなくなってしまいましたが、このように高層ビルの上層から花火を見たのは初めての経験で新鮮でした。

かつて、岩井俊二監督のドラマに「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」というものがありました。
少年たちが打ち上げ花火を横から見たら丸いのか、平べったいのか確認するために灯台にのぼってみるという夏の淡い思い出を描いたものです。
子どものころほどの感動はもう得られないのかもしれませんが、たしかに東京の上空から見下ろす花火も丸く、深く心に残る夏の思い出となりました。


伊藤 嘉英

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