下調べは重要

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

初登山にもかかわらず富士山に登ってきました。

平日普通に働く→新宿発高速バスで五合目→22:30から登山→休憩・仮眠なし4:00登頂、ご来光を楽しむ→そのまま五合目まで下山 という無謀さがそこはかとなく漂うプラン。

色々準備の下調べはしたつもりだったのですが、甘かったようで、雨具やトレッキングシューズは良いとして、参ったのは手袋。登るのが晴れた昼間であれば、問題なかったのでしょうが、真っ暗な夜間登山、しかも8合目の山小屋で仮眠しても引き返す人続出の暴風雨、頂上気温摂氏2度という条件下では、軍手は何の役にも立ちませんでした。
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登りながら余裕が無いなりにいろいろ考えるのですが
「そこに山があるから、って本当に思うんだなぁ」(マロリーの真意とは違うはずですが)
「友人でなくても、周りに同じように登ってる人がいるだけで救われる」
「富士登山はまぁピクニックだよ、って誰か言ってたな。ウソツキ・・・」
「雪中行軍って何人中の199人死んだんだったかな」
「軍手が濡れてそこに冷たい風が。凍傷になるよー」
「しまった。ネイルアートやりたてだ。割れたら勿体ない・・・」(と爪かばいつつ登る)
「そもそもどうして富士山登ろうと思ったんだっけ?」

結局計画に1時間ほど遅れて登頂を果たしましたが、ずっと雨。ひたすら風。ご来光なんて夢。この際、日光は無くても、あったかいお風呂に入りたい、と思ったほどでした。

でも、今回はたまたまかなりの悪条件だったようなので、この先富士山に登ることがあっても、きっと楽に感じるはず。体調・気力・気象などの環境条件が全部揃うのは理想でしょうが、どれかが欠けても、どれかが勝っていればある程度はカバーができるのかもしれません。

しかし一番ショックだったのは八合目手前で、標高3200mの標示が出てきたとき、「なんだ、これなら楽勝かも」と思ったのですね。そう、途中まで、富士山は標高3330mくらいだと思い込んでいたわけです。完全に東京タワーと勘違いをしていましたね。3400mの標示が出てやっと、「あれ?も、もしや・・・」と気付く始末。下調べは大切です。もっとも、下山してから友人に、「富士山の標高は下調べというか、むしろ常識だよね」と諭されましたが。

感想:人間って結構根性がある。体力もある。寝ないでいられる。

総務の川越でした。

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