親の保険

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。堤(健)です。
先日、母親から生命保険に関する相談を受けました。

聞くところによると、4年ほど前、当時父親が加入していた保険(医療特約付の
終身保険)を払済保険に変更した際、外れてしまう医療特約をカバーするため
営業の方から勧められて加入した保険の負担が重くなってきたとのことです。

詳しく聞くと、どうもその時に加入したのは父親だけでなく、母親も勧められて
父親と同じ内容の保険に加入しており、月々の保険料負担は二人あわせて
7万円余りと、母親が受け取る基礎年金の月額に匹敵する額だと言います。

ともに昭和10年代生まれの両親は、幸いこれまで大病を患うことなく元気に
暮らしていますが、やはり大きな関心ごとは自身の健康であり、医療保険が
役立つ機会を身近に感じてしまうのも無理はないのでしょう。

ただ、両親ともにこの保険以外にいくらかの終身保険と医療保険に加入して
いることと、世間並の金融資産も有していることから、日々の生活を切り詰め
てまでこの保険を続けていく必要性が薄いことをアドバイスしました。

そもそも4年前、払済保険への切り替えを勧めた営業担当者は、新たな保険
の獲得が目的で両親にアプローチしてきたのでしょう。それを思うと顧客不在
の営業方針を残念に思うとともに、そのとき両親から相談を持ちかけられなか
った自分に悔しさを感じたのでした。

両親でよく相談した結果、結局この保険は解約したそうです。かわりに保障が
十分ではなかった地震保険に加入するようアドバイスしておきました。やはり
保険は予測できない大きなリスクに備えるためのものですね。

堤 健二

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