世界の最果てへ

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ライフネット生命 スタッフ

最近は、企業理念と品質の良さに惹かれて、値段はちょっと張りますが、アウトドア派でもないのにパタゴニアの服ばかり買っています。

その“パタゴニア”のことについて今回は書こうと思います。パタゴニアと言っても今回書くのはパタゴニア地方のことです。ちなみに、パタゴニア地方とは南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称をいい、要するに南米大陸の南のほうです。


もうすでに懐かしさすら覚えますが学生の頃は長い休みを利用して、バックパックを担いで世界中を旅行していました。確か21歳の時だったと思いますが、パタゴニア地方のあるチリとアルゼンチンを1ヶ月間旅しました。

旅行の目的は、ペリトモレノ氷河(青印)、マゼラン海峡(赤印)をへて世界最南端の町であるウシュアイア(緑印)に行くことでした。もちろんスペイン語は話せませんが、言語が通じないという珍道中もバックパッカーにとっては旅行の醍醐味のうちのひとつです。

日本からはアメリカを経由しチリの首都サンティアゴへ入国後、貧乏旅行なので飛行機を使わず、サンティアゴから長距離バスを乗り継ぎひたすら南下しました。途中、港町のプエルト・モンからプエルトナタレスまでは50時間くらいバスに乗り続けて移動したこともあり(僕の旅の中では最長記録です)、その移動中にはアンデス山脈を走り続け、チリとアルゼンチンの入出国をバスの移動だけで3-4回繰り返すというなかなか貴重な経験もしています。

そんなやっとの思いで到着したパタゴニア。まず、見たのがペリト・モレノ氷河です。

世界遺産であるペリト・モレノ氷河は、世界有数の氷河です。その雄大さは写真ではわかりかねますが、幅5km、高さ60m、長さは30kmほどあり、観光ポイントである湖のほうへ突き出ている部分は数万年前にできたといわれるほど壮大な氷河です。湖に突き出ている氷河の一部が、雷のような轟音を響かせて崩れ落ちていく光景も見ることができます。

その後、マゼラン海峡に面した町プンタアレナスへ行きました。プンタアレナスでは、触るとご利益があるといわれるマゼラン像の下で、「嵐の大地」とも言われるパタゴニア特有の強い風に吹かれながらたそがれていました。さすがにここまで南下してくると町自体はどこか寂しげでしたが、マゼラン像の下で見たマゼラン海峡は感慨深いものがありました。

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最後は、世界最南端の町ウシュアイアにたどりつきました。ウシュアイアの町自体は、南極ツアーの拠点として有名なところです。さぞかし寂れているかと思いきや港町ということもあり意外と栄えており、観光地としても魅力的な町で人間がはいることのできないペンギンだけの島を見ることもできます。そんなウシュアイアですが、「世界の最南端にいる自分」に浸りながら過ごしたのを覚えています。

パタゴニア地方は、観光地としてとても魅力的なところですので、皆さんも是非一度は行ってみてください。

経理部 成相

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