こんにちは、加納です。
「デジタルカメラ」を使いはじめて、はや何年でしょうか。今や携帯電話を含め、デジタルカメラは当然のように手元にある存在になっていますよね。とても便利なものなので私も早々から数機を鞍替えしながら愛用していますが、以前愛用していた銀塩カメラからデジタルに移り写真の扱いも大きく変わったように思います。
もちろんフィルム残数や現像代など、意識することなく気軽にシャッターを切れるという、革新的な面もありますが、自分の中で最も大きく変わったことは「現像をしなくなった」ということ。これは、1シャッターに対する想い（大袈裟ですが・・・）が軽薄になったこと、更に現像して初めて再現されるという楽しみがなくなったこと、また便宜上はデータとして交換すれば大凡事足りることなど、写真に対する付き合いが根本的に変わってしまった為だと思います。
結果、気がつけば知人に渡すためには最低限は現像するけど、肝心な自分達の写真は、ほぼデータで管理という、とてもとても悲しい事態に陥っている（意外に、私のような方はとても多いような気がしますが）ことを再確認し、意を決し写真整理に挑むことに。
現像すべきデータを整理するついでに、昔のネガフィルムまで引っ張り出してみましたが、いつか引き伸ばそうと思っていたネガが数年振りに見つかったりと、恒例の懐古趣向に陥りつつも、突然途中で止まってしまっているメモ入りアルバム帳を見つけたときは、やっぱりこうだよなーと原点回帰すべきものを見つけたような気がしました。現像=データ保存という扱い方が、一般的になっていますが、写真とアナログ（プリント）による味というものは、別次元での良さがあると思いますので、そのバランス感覚は大事にしていかないとなー、と数年振りに実感しました。
私たちライフネット生命も、インターネットというデジタルな技術を活用している保険会社ですが、その先には私たちスタッフ一人一人の存在があり、各々の役割をもち、お客さまと接することで独自の味とバランスというものを少しでもだしていきたいと改めて思う次第です。
