日本の城で唯一の世界遺産を見に行ってきました。暴れん坊将軍のオープニングで新さんが駆けてくる、あそこです。
実は結構な城好きなのですが、姫路城はその余りの有名さゆえいつでも見られるから・・・と思って先延ばしにしていていたところ、昨年末、しばらく見られなくなることに気付きました。平成の大修復工事に入ってしまうのです。しかも5年間！
5年後なんて何をしているのか。健康でいられるか、思い立ったら旅行出来るかどうかもわかりません。工事自体はもうぼちぼち始まっていますが、城が本格的に覆われるのは4月からだそう。
観光名所に行くと、ついつい雑学やエピソードばかり覚えて帰ってきます。
・ シラサギ城と言われるが白鷺と書いてハクロ城と発する。日本の城の異称は音読みが普通。白漆喰が美しいからだと思っていましたが、他にも鷺山に位置するから、鷺が多く住んでいたからなど諸説あり。秀吉が居城してその後天下を獲ったため、出世城とも。
・ 日本で唯一十字架の刻まれた紋瓦が現存する・・・秀吉が改築した際、尽力した黒田軍師がキリスト教徒だったためこれを許した説。単に魔よけ説もアリ。
・ 昭和の大修復で腐蝕が判明した、長さ25mの大柱を交換するべく、全国の林を探し回って木曽山中でやっと見つけた樹齢800年とも言われる檜。だが、トロッコで運搬中に真中から折れてしまい、接ぎ木して使用中。
などなど。
こうした知識は、せっかく行くなら満喫せねばと現地ガイドさんを頼んだ成果なのですが、その予約を取るのが一苦労でした。例年なら冬の間、特に平日は閑散としているそうなのですが、今年は工事前だから平日の朝から観光客が引きも切らないよ・・・と半分嬉しそうにボヤいておいででした。
とかく期限を切られないと人間は動かないなぁ。
というわけで、やりたいことは、後に回さずに。
総務の川越でした
