信用してもらう為に生きてる訳じゃない
生き残っているから信用がついて回るだけだ
少々乱暴な書き出し、失礼しました。 企画担当の堅田です。
冒頭の一節は、エリア88という、傭兵部隊を扱った漫画に登場する、主人公の日本人パイロット 風間 真(シン)のセリフです。
この言葉、戦いに明け暮れ、生き残ることこそが存在証明…という厳しい傭兵の世界独特の感覚…と片付けることもできますが、人や企業の「信用」を考える上でも、とても大切な示唆を与えてくれるような気がします。
個人が、住宅ローンでマイホームを購入する時、もしくはクレジットカードで買い物をする時企業が、銀行から借り入れを行う時、もしくは手形で商品を購入する時
その判断は「信用」、つまり、過去にどれだけの実績(所得や売上であったり、借入の返済履歴であったり)を積んでいるか、という点に大きく依拠しています。 つまり、冒頭のセリフにもあるように、信用は「あとからついてくる」ものと言えます。 ちなみに、英語でも信用は”credit”であり、他に、功績・(修得)単位・銀行残高…など、過去の実績に関する訳が並んでいます。
一方、似たような言葉で「信頼」があります。
信頼とは、文字通り、信じて頼りにすること。
「信用」が社会的な評価(過去の実績に基づくより客観的な評価)であるのに対し、「信頼」はパーソナルな評価(将来への期待に基づくより主観的な評価)、と対比すると分かりやすいかもしれません。
ご存じの通り、ライフネット生命は2008年5月に開業し、3月末で第2期目を終えたばかり。 業歴が短く、信用力の参考となる「格付け」も取得していません(なるべく早期の取得を目指してはいますが)。
逆に言えば、お客さまに、多くの保険会社の中からライフネット生命を選んでいただく際には、当社の経営方針や将来の事業運営、そしてリスク管理に関する姿勢等に対する「信頼」が大きな役割を果たしてきたとも言えます。
このような認識のもと、当社では「どこよりも透明な情報開示」・「正直な会社」を目指し、開業以来、付加保険料の開示(保険料の「原価」開示)をはじめに、約款・保険料表のウェブサイト上での公開、マニフェストの公開、他社商品との比較促進、販売実績の毎月開示・迅速化、保険金等の支払い実績の四半期開示、お客さまのご意見に対する取り組み内容の開示、・・・などなど、他の保険会社の一歩前をゆく積極的な情報開示を心がけてきました。
おかげさまで、保有契約も23,000件を超え、保険金等のお支払い実績も増加しつつあることから、少しずつ「信用」も高まりつつありますが、これからも、より分かりやすい情報開示、そして、より透明な会社を目指して全社をあげて一歩一歩前に進んでいきたいと思います。
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企画担当 堅田 航平