フルタイム・ダディ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

はじめまして、9月に入社しました法務部の木庭です。
どうぞよろしくお願いします。

さて、最近は、子育てを楽しみ、自分も成長する男性のことをイクメンといって応援するような取組みがされていますが、かつて育児休暇を取った経験から、自分も成長するということについて感じたことを紹介したいと思います。
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育児休暇を取る前は、休暇中は仕事が出来ないので何となく仕事を続けていく上ではマイナスの影響があるのではと心配することもありました。

しかし、多くの人と関わりながら組織で仕事をしていくことを考えると、仕事をする上ではマネジメントする力が重要になってきます。ここで、マネジメントとは、いかに人に動いてもらうかということだと考えると、子どもというのは人間の本能的な欲求なり行動原理をストレートに表現するものなので、育児は人材マネジメントを学ぶ上でいい経験となるのではないかと思えてきました。

例えば、自分でやってみたくなり、上手くできないことでも他人から干渉されることを嫌うとか(食事の場面)、自分の思いが上手く伝わらないとフラストレーションがたまるとか(言葉がしゃべれず欲求が満たされないので泣いてしまう場面)、褒めてもらえると嬉しいとか、嬉しい経験をするとそれをまた繰り返したくなるとか(遊びの場面)、学習はマネから入るとか(何でも人のマネをしたがる場面)。きっと人材マネジメントの本を読んだら、子どもの行動と同じだと思うところが多くありそうです。

また、育児休暇中は、一日中、消費者・生活者となり、ビジネスの対象者となることなので、これらの人を対象とした商品開発やマーケティングなどの場面でのアイデアの源泉となるはずです。
日常の育児や家事の場面で、こんなサービスがあったらいいなというアイデアや、普通に生活しているとどういうところから情報を得ているのかを実体験として知っておくことで、自分がサービスをする側に立った時にプラスになるのではと思います。

このように、職業人生のマイナス要因ともとられがちな育児休暇の経験は、職場復帰後の仕事の成果を高める経験もさせてくれます。ずっと父親でいられるフルタイム・ダディな日々も、家族との時間がとれることだけではなくて、職業の観点から見ても良い影響をもたらすものだと思えてくるようになりました。

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