制約条件とパフォーマンス

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

マーケティング部の吉沢です。
さて、春を迎えるにあたって、何かと友人から相談事に誘われたりという機会が増えるのも、毎年この時期です。
そんな流れのひとつとして、先日たまたま前職の後輩に誘われ夕食を食べにいったのですが、そのときにトマト料理の専門店に連れて行ってもらい、それがまたとても美味しかったことを、今回はご紹介したいと思います。

このお店、イタリアンベースの料理を全てトマトで仕上げているのですが、さすがトマトにこだわっているだけあって、トマトベースのボロモードは、おそらく価格がもう一段~二段上のお店と比較しても遜色のない出来。
これはやはり、トマトに特化していることで、そのソースだけを大量につくり、さらに日々同じパターンのものを繰り返し調理していることで、アラカルトで様々なパスタをつくるお店と比べて、完成度が秀逸なんでしょう。

次に、デザートに出てきたトマトベースのムースも、これまた美味しい。
トマトの甘みを上手く引き出し、なおかつデザートとしての最低限の甘みと酸味を調整してあり、食後の満足感がより一層増しました。
デザートには、お口直し、気分転換の意味合いがあると思うのですが、トマトのデザートというのは普段中々無いので、パンナコッタやプリンなど、普段よく出てくるものとは文字通り一味違っており、食後の爽快感が増した感じでした。

そしてなんといってもインパクトがあったのが、トマトベースのカクテル!
これは今回ちょっと驚いてしまいましたが、トマトベースのスプモーニが本当に絶品。
とても甘い品種のトマトの甘みと、元々のカクテルの味が相まって、まさにスウィーティ。
飲むだけで心癒された感じでした。

こうして一晩、トマト三昧で楽しい時間が過ごせたのですが、改めて思ったのが「トマトだけですべてを仕上げる必要がある」という制約条件のいい意味での効果。
ボロモードについては、この制約条件の中での繰り返しにより、熟練度・完成度の高まりがもたらされており、デザートでは「このシーンではこれだよね」という常識を、制約条件により作り手があっさりと崩すことがこちらへの新鮮なインパクトににつながっており、カクテルに関しては、通常ではトライをしない組み合わせの中で、絶妙な組み合わせが結果的にもたらされた、というあたりです。

こういうある種の「制約条件」の中で生み出される可能性を見ていると、ライフネットが「インターネットを活用する」という制約条件を、いい意味でさらに引き出せるように、また4月から引き続き知恵を絞っていきたいと考える今日この頃です。
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