アウェイ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。総務の川越です。

梅雨入り間もなく、降りしきる雨の中、新橋演舞場での「東をどり」にご招待いただいたのでいそいそと観てきました。
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普段は料亭のお座敷でしか楽しめない(楽しんだことはありませんが)新橋の芸者衆が、年に1度、芸の鍛錬の成果を一般向けに披露する大舞台なのだそうです。
歴史は古く、80年以上前の新橋演舞場のこけら落としだったとか。

今年は震災で一時は開催が危ぶまれたようですが、だからこそとの想いもあったのでしょう。

会場に到着すると、出演の芸妓さんのみならず、お着物のキレイなお姐さんが行き交っていて、何とも華やいだ独特の雰囲気です。
顔見知りの、これまた和装の旦那衆と挨拶を交わす姿もカッコイイ。

堂に入ったお姐さんのさすがの芸も、初々しい芸妓さんの可憐な踊りももちろん目が離せないのですが、面白かったのは、開幕前と幕間。
合計2時間の尺のうち、唄や踊りの披露は正味1時間で他の時間は社交の場なのですね。
ご無沙汰の挨拶を交わし、売られているお酒やお菓子を楽しんだり、限定のお土産を買い求めたり、芸者さんが点てるお茶をいただきつつ、上客と料亭の女将が紹介されあったり、まさに本物のサロンです。
私たち一見の聴衆は完全にアウェイですが、その様子を眺めるだけでもまた楽しめました。

一杯5000円のドン・ペリニィヨンが飛ぶように売れているのを横目で見つつ、名物のアイス最中を齧って、何事も勉強だけど、どう考えても縁が無い気がする・・・と
笑いつつ帰路につきました。

幕間含め、一見の価値ありです。

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