マーケティング部の吉沢です、こんにちは。
さて、仕事柄、ライフネットのことを外部で紹介する機会が多く、この夏も様々な場面で、ライフネットはどんな会社?
ということを喋る機会が多かったのですが、そこでよく、自分の言葉として話していたのが、「多様性」という話です。
よく雑誌やメディアで取り上げていただくのは、生保以外の異業種出身が多い、という点なのですが、私の感じる多様性は、ちょっと違います。
それは、変化の目まぐるしく、転職が当たり前というフィールドの出身者と、何十年と勤続するのが普通のフィールドの出身者が混じり合っていながら、共通で握れる何かを持っている、という意味での多様性です。
普通、長い歴史を持つ企業、例えば私が最初に勤めていたP&Gなどでは、100 年を超える歴史の中で、暗黙裏に存在する価値観があり、その共通項で社員が繋がっていて、とてつもない強みになっています。ですが、そのためどうしても、気をつけないと画一的な思考に陥ってしまうリスクがあります。
逆に、異なる分野から集まって立ち上げた会社では、この共通項が中々見出せず、四苦八苦することがしばしです。個人的にも、こうした会社の立ち上げに苦労したことがあり、この点、とても実感しています。
ですが、ライフネットの場合、免許事業である保険業にて、「生命保険会社をゼロから立ち上げるとはどういうことか?」ということを、身を以って体験している、という強烈な共通点があります。
これにより、元々文化が異なるフィールドから来ていても、ライフネットがどう価値提供すべきか、何を大切にすべきか、ということが分かり、互いの違いに引っかかるより、互いに持っていないものを持ち寄り、掛け合わせるということができていると、日々実感します。
そして、この共通点を持ち続けるためには、毎年が創業であるというくらい、新しいことにチャレンジするのが大切だと感じています。
この秋も、そんなことを意識しながら、仕事に励みたいと思います。
それでは