あの人に教えたい!今年の変化ベスト5

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは、マーケティング部の吉沢です。
さて、仕事柄、社外の方々とのやりとりが多かったり、IT系のブログ記事を執筆したりしている経験から、2011年のビジネスシーン、個人的な独断と偏見で、大きな変化ベスト5をご紹介したいと思います。

■第五位:スマートフォンの浸透によるEverNoteなどクラウドメモ系の普及

以前はよく、モレスキンの黒いメモ帳などを使って、ちょっとしたアイデアが浮かんだときにそれを書き留めるということをやっていましたが、今年はそれがほぼ完全にEverNoteによる電子メモと、クラウド空間での保存に移行。周囲の友人同士でも多いですが、iPhone4Sの発売などのスマホ普及もあり、手元で電子メモを取る環境そのものが普及しているのが、大きな背景かと思われます。
個人的に何が便利かといえば、「1.とにかくクラウドなので、どこでも呼び出して読み返すことができ、読み返し率が格段に上がった」「2.ウェブで見つけたイケテルグラフやデータなども、そのままドラックして保存可能なため、他のツールなどとの併用が不要」「3.クラウド保存なので、バックアップや保存の煩わしさから開放される」といったところでしょうか。

■第四位:プレゼンテーションの動画・右脳化

MIT教授・メディアラボ副所長 石井裕氏のプレゼンテーションが巷では有名ですが、とにかく画像や映像で最初にイメージを想起させ、そこにメッセージを紡いでいくというスタイルが、プレゼンテーションの定番になりつつあるかと感じられます。
例えばですが、今までのプレゼンですと、目次に「本日のアジェンダ」とあり、次のページに「課題」とあり・・・という風に、ロジカルに左脳的な流れが続くのが、ある意味のスタンダードでした。ですが、最近は、まず大きな山脈の映像が登場し、そこに口頭で「我々が超えなければいけない課題は、このように、絶望するくらい大きな山でした・・・」と始まったりします。

こうしたプレゼンテーションが流行する大きな要因は、ネット上やモバイル上に文字情報が溢れかえっており、まともにすべてを文字で追いかけて処理したのではパンクしてしまう、だから、文字情報については、本当に価値が高いと感じるものを一部だけ取る、というユーザー行動が進んできたことにあると思われます。
このような状況では、文字を左脳的に処理するよりも、映像的なものを右脳で捉えるという方が、処理速度が遥かに速いということにより、受け手も「映像なら見る気がする」といった心理が働くのでは?と言われています。もちろん、こうした映像の録画を下支えするようなiPhoneのようなハードウェアの性能向上や、編集を簡単にするMosoなどのツールの浸透も、その背景にあることは間違いありません。

■第三位:MACユーザーの急伸

今年はとにかく、私自身を含めてMAC、特にMacBookAirを使い始めるユーザーがぐぐっと増えたという印象があります。
これまでは、仕事で使っているWindowsとの操作性の違いや、そもそもWindowsでのソフトなどが使えない、あるいは互換性が低いというところで遠慮していたユーザーが、私を含めて多かったかと思います。ですが、自分が持っているWindowsPCの起動が遅くなり、そろそろどうしようかと考えるタイミングでは、ハードディスクがなく、起動が抜群に速い(ものの1-2秒!)MacBookAirは、とても魅力的です。

実際のところ、マーケティング部の同僚十数人の中では、MACはプライベートパソコンの主流派に踊りでてしまいました。頑張れ、ゲイツ(?)

■第二位:ツイッターの実名化とリテラシー向上

3月の震災時、携帯電話のパンクなど通信インフラが麻痺している状況で、ツイッターが安定的に稼動し、多くの情報がそこに行き交うことになったのは、記憶に新しいところです。あの出来事をきっかけとして、それまでツイッターを使っていなかった人たち(例えば、私の母親など・・・)も、互いの安否を確認し、一般に出回る情報をいち早くキャッチするため、ツイッターを利用するようになりました。
その結果、ツイッターそのものが大きく社会インフラとして認知されるようになり、以前よりも実名でそのまま発信をする人の割合が大きく増えた印象があります(手元には、残念ながらそれを裏付けるデータがありませんが)。
そして、多くの情報が震災直後から行き交うことで、「公式リツイート」という行為が、無駄な情報の重複をシステム的に防いでくれることなど、社会全体でのツイッターの利用リテラシーが高まり、より効率よく、身近にツイッターが利用されるようになった印象があります。

■(圧倒的)第一位:フェイスブックによる会社外ビジネスネットワークの拡がり

そして、なんといっても今年劇的に変化したのが、フェイスブックを下支えとした、会社の枠組みを超えたネットワークの拡がり。
これは、具体的に言うと、例えば「東南アジアのビジネスの可能性を勉強する会」のようなくくりでの集まりなどが、会社の枠組みを超えて数多く立ち上がり、それらに複数所属をしながら、メンバーとして知り合った人たちと、さらに新たな取り組みを行う、という一連の行動が、フェイスブックというプラットフォームにより、劇的に加速してきた状況を指します。

これは、下記のような3つの要素によってもたらされると感じられます。

・互いの生活がフェイスブックで可視化され、リアルで会っている以上に、互いの興味・関心が分かり、声がかけやすくなる
・フェイスブックのメッセンジャーを使うことで、メールなどのかしこまった手続き抜きで、いきなり依頼や声掛けができる
・共通の友人など、思いもかけない繋がりが容易に把握でき、つながっていくとっかかりが増えた

例えばですが、以前だと50人規模のセミナーを開催するときは、おおよそ一ヶ月程度の集客期間を要したのが、同じテーマと内容で、およそ2週間もあれば、集客が終わってしまうと、そういった状況です。

さて、あなたが選ぶ今年の変化ベスト5は、どんなものだったでしょうか?

それでは、気が早いですが、良いお年を~


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