新年快楽! 中国の旧正月とお年玉

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ライフネット生命 スタッフ

たまたま今年、旧正月(春節、Chinese New Year(CNY)、または、Lunar New Yearとも呼ばれる)、の前日に香港にいる機会があったので、少し見たこと、感じたことをご紹介します。

こちらは新暦のお正月、1月1日と比べ物にならないぐらい盛大にお祝いをするようで、香港に到着した時点であらゆるところにクリスマス以上の電飾がなされ、赤とゴールドの豪華絢爛な装飾がいたるところにされていました。

あれ、デジャヴ・・・どこかで見たような。

随分前に出張でラスベガスに行った時のこと、到着した瞬間に、到着する国を間違えた?と本気で思ったぐらい、街中、ホテル中が真っ赤っ赤&キンキラキンの眩さ。時差ぼけも手伝い、圧倒された私は、何事かと思い、街が中国人観光客をもてなすために旧正月のデコレーションをしてる、と気づくまで少し時間がかかりました。折しも時はマカオがブームになる前だったので、中国人観光客がどっと押し寄せてアメリカにいるのか中国にいるのかわからないぐらいアジア人で混みあっていました。思えばそれが、国は違えど私の初「旧正月」体験でした。

話は少し飛びますが、製造業に携わったことのある方ならお分かりだと思うのですが、この旧正月の間、もはや世界のありとあらゆるモノの工場?ともいえる中国の会社や工場が1ヶ月に渡り、お休みになるので、毎年随分早い段階から「今年のCNYはXX日」とみんな必死にスケジュールに入れて事前のミーティング調整やら、生産ラインの確保に大忙しでした。直前に問題が起きるとしばらくの間もう、何も出来ないし、しばらく誰もいません。。。という真っ青な事態になるので、「旧正月」と聞くとお祝いというよりも、ピーンと緊張感が伴う季節でもありました。

そこで、今回香港で感じたことは、「現地の人が、いない?」道もお店もいつもより空いていてタクシー待ちの人も少ない。現地の人に聞けば近年は家族が集まるというよりも日本のゴールデンウィークみたいに大型連休なので、みなさん長期休暇を取ってここぞとばかり海外に行くそうです。ただし中国からの旅行客は多いようで、中国旅遊研究院の統計によると中国国内では厦門、中国語圏では香港が一番人気で、最も人気がある旅行先は日本だそうです。

どうりで日本に帰国をしたら、中国語圏の観光客が多いわけだ。もう少し始めたばかりの中国語がんばらないと。。。

Financial Timesによると、年に一度の旧正月の帰省ラッシュは世界最大規模の人口移動で、ヨーロッパの不況に好影響を与えている模様。やはり人口の規模が相当だと思わざるを得ません。

世界中のあちこちで、旧正月商戦が繰り広げられる中、既婚者が周りの人達に「利是」や「圧歳銭」と呼ばれる日本のお年玉のようなものを渡す伝統があります。香港ではレストランですれ違ったウェイター/ウェイトレス、ドアマンから受け付けのお姉さんに始まり、職場の同僚間でも上司、同僚、部下関係なく渡すようです。私は既婚者ですが、どさくさに紛れて頂いてしまいました。

(お買物をしたら、プレゼントを付けておきます、と言われて、チョコレートかなと思ったら、なんと、箱を開けると、ブランドの名前入りのポチ袋でした・・・)

そして、1年がスィートになりますように、と甘くて薄いおもちを頂いて、ホクホク気分で日本に帰国をしました。

今年もいい年になりますように。新年快楽!(中国語で、新年おめでとう!)

※ご参考までに、来年以降のCNYはこんな感じで、毎年日付けが結構変わるのです。

2013年2月10日
2014年1月31日
2015年2月19日
2016年2月8日
2017年1月28日
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マーケティング部 Y


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