道に迷って分からなくなった。
さて、誰かに聞こう。
そんなとき、皆さんはどんな方に道を尋ねますか?
家族連れ、一人の方、同性、なんとなく無視せず相手にしてくれそうな方。
かつて、私は(方向音痴な自分を差し置いて)
「道端で人に道を聞かれる」ことを目標にしておりました。
なぜなら、私が周りの方へ与える第一印象はだいたい「怖い」。
なので、全然知らない人に道を聞かれるような怖くない雰囲気をもった人になりたかったのです。
そんなある日。
新宿付近を携帯電話をいじりながら歩いていると、
「お姉ちゃん、新宿3丁目駅ってどこ?」
と突然荷物をたくさん抱えたマダムに尋ねられました。
「新宿3丁目駅は、そこに見えているメトロの看板のところです…」
「ありがとう!じゃあ、新宿御苑どこ?新宿御苑に行きたいのよ、私」
とまどう東京1年目かつ方向音痴関西人。
…シンジュクギョエン?初めて聞いた…「すみません、分かりません…」
あーあ、せっかく聞いてくれたんだからちゃんと答えたかったなあ…。
マダムとちょっと話して別れたあと、またも携帯電話をいじりながら、歩いていると、
「あのう、この学校ってどこですか?」
とお子さま2人を連れたミセスに尋ねられました。
本日、二度目の快挙―!!
ありがとう、今度こそ答えます、ミセス。
と、地図を見るとなんとなくわかるもののはっきりとは分からない。
一緒に地図を見ながら出てきた私の答えは…
「あっちらへんです…」・・・適当すぎる
というわけで、次の目標は、
「わざわざ私に道を聞いてくれた方にきちんと説明できるようになる」ことです。
お客さまサービス部 加藤