胡蝶蘭

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

ようやく爽やかな風が吹く清々しい季節になって参りました。みなさまいかがお過ごしですか?

先月、当社が上場したお祝いに実に見事なたくさんの花々をいただきました。
廊下を埋め尽くす様は豪華絢爛たるや、毎日会社に来てそれらを眺めるのがとても楽しく、気持ちがさらに明るくいつになく浮き立ちました。

でも、花は美しく咲いてる時が本当に「華」で、枯れて朽ちた後は悲惨で、片づける時はなんだか悲しいですし、なにしろ数がハンパではないのでひと仕事です。
そこで、お祝いのお花と言ったら定番の胡蝶蘭を中心に、お花を愛し、慈しみ、散ってしまった後もまた咲かせるという意欲ある社員有志が持ち帰ることになりました。

土曜日にパートナーをせっついて、ちょうどいい機会なので職場も見てもらいながら胡蝶蘭たちを車でいただきに参りました。
実は、自分で育てるのは無理と考え実家の母が花好きなので、今度実家に帰る際にあげるつもりでその日まで一旦枯らさないように、私が家で面倒を見始めました。

約ひと月前はまだ寒かったので出勤前は暖かい南向きのリビングに移動させ、しかも直射日光はダメなのでカーテン越しに並べて、帰ると暖房で暑すぎるだろうから北の部屋に移動し、と毎日繰り返していたら気がついたら腰痛と筋肉痛をやや感じました。
大げさではなく鉢がそれほどまでに立派にズッシリ大きいのです。
毎日花の様子を見て、「元気に咲いているねー。」「今日もきれいっ」「寒くなかったかな?」
などブツブツ言いながらひととおり眺めていると、日々生き生きと声が届いているかのごとく可憐に咲き続けてくれています。持って帰った時よりも、蕾が咲いてより全体が大きくなっているのも事実で、単純になんだか可愛くなってきました。そうこうしてるうちに、GWに実家に届けるつもりだったのが、手放すのがなんだか惜しくなってきたのも本音です。

自分次第と肝に銘じて愛情をかけて責任を持って見続ける。
親子関係は言うまでもなく、人と人の関係においてもそういう気概を持って付き合うことはとても大切なことかもしれませんね。
人が生き生きといられるのは、お互いに持ちつ持たれつ支えられ、またそれに応えようと一生懸命努力し続けるから。ふと、しばし花を通じてしみじみそう思いました。だって放っておいたら最後、たちどころに枯れてしまうのですから。

胡蝶蘭は約束通り、すっぱりあきらめ親に譲ることとし、何かあらたに育てるものを物色中の高尾でした。
20120419.JPG
システム部 高尾

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る