おさるの話

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

はじめまして。4月に入社したコンタクトセンターの三宅です。

これまで証券会社での経験が長く、生命保険会社は初めてなのですが、ライフネットのマニフェストを読んで、直感的に「ここだ!」と思い転職してきました。
インターネットの会社なのに、何となく人間味が感じられるところも、魅力を感じた点です。

今回は初めてのブログなので、自己紹介代わりに好きなものについて書きます。

私はニホンザルが好きです。
サルはサルでも、チンパンジーでもなく、ゴリラでもなく、ニホンザルがいいのです。

ニホンザルは、世界的に見ると、とても珍しいサルです。
世界のサルの多くは熱帯を中心に生息していますが、ニホンザルは北国にも暮らしていて、海外では「snow monkey」と呼ばれたりしています。

温泉に入るサルとして有名なのが、長野県の地獄谷野猿公苑にいるサルです。
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この、ニホンザル独特の哀愁ただよう姿が大好きです。
南国のサルのあっけらかんとした陽気さ(※個人の感想です)とは対極の、悲哀といういうか、切なさというか。

うろ覚えですが、以前、宇多田ヒカルさんが「切なさは日本人独特の感情だ」というようなことを言っていて、なるほどーと思った記憶があります。

そういえば昔から、太陽の下で仲間を率いてボール遊びをするような朗らかな男子より、落ち葉の散る中で一人静かに本を読むような影のある男子が好きでした。

・・・ちょっと話が逸れました。

これまであちこちへニホンザルを見に行きました。
・地獄谷野猿公苑(長野県下高井郡山ノ内町)
・日本モンキーセンター(愛知県犬山市)
・高崎山自然動物園(大分県大分市)
・高宕山自然動物園(千葉県富津市)
・高尾山さる園(東京都八王子市)
・鬼怒川温泉ロープウェイおさるの山(栃木県日光市)

そのうちに生態も知りたいと思うようになり、専門書も読みました。
私のニホンザル好きを加速させたのは、神保町の古書店で見つけた、河合雅雄著『ニホンザルの生態』(河出書房新社,1969年)という本です。だいぶ昔の本なのですが、とにかくニホンザルへの愛が満ちている一冊です。

サルを個体識別し、サルの生活に密着しながら観察したレポートで、群れの中の人間関係ならぬサル関係や、リーダーの性格などが生き生きと記されています。
リーダーが群れの頂点から転落していく話など、涙なくして読むことはできません。

「ニホンザルの群れは母系社会で、優秀なメスがたくさんいるかどうかがお家繁栄のカギ」とか、「群れには序列があり、下位のサルは上位のサルに遠慮する姿勢を見せることで、無駄な争いを避ける」とか、興味深い話がたくさんあるのですが、ここで紹介しきれなくて残念です。

生態にまで深入りしなくても、見た目の可愛さだけでも十分に楽しめます。我が家のデジカメはおさるだらけです・・・。

高崎山のこざる
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こんな私ですが、今後ともよろしくお願いいたします。


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