「最高なので、ぜひ見てください」

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ライフネット生命 スタッフ

伊藤です。おいしいものを食べるのが大好きなので、子どもが生まれる前の週末は手頃で評判のよいお店を見つけてランチに出かけることが多かったのですが、さすがに今まで通りにはいかなくなりました。そこで最近では、もっぱら自宅での料理に力を入れ始めています。それまでも週末には料理をすることはあったのですが、外で食べるのが難しいのであれば、よい食材に手間隙かけておいしいものを作ればいいやと気づき、こだわりを深めています。

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なかでも、はまっているのがスープ作り。スープ専門店チェーンを経営されている遠山正道さんのお話をうかがう機会があったこともあり、お店で出されているスープの作り方ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)の本が出版されるやいなや「ポチッ」と購入。ひとつずつレシピどおりにスープ作りに挑戦しています。「とうもろこしとさつま芋のスープ」など比較的手軽に作れるものの素材のよしあしで味のすべてが決まってしまうものから始まって、だしをしっかりとらなければおいしくはならないもの、そして「手間隙がおいしくするスープ」へとどんどんチャレンジングなものへと進んでいきます。

スーパーに並ぶ旬の食材や、宅配野菜で届いた季節の野菜を使ったスープを作ってみたあとは、このお店を代表する人気メニューともいえる「オマール海老のビスク」に挑戦。最初はそもそもオマール海老なんて高級スーパーにしか売っていないんじゃないか、しかも頭しか使わなのにかなりのボリュームが必要なんだけど・・・と材料の調達時点でなかばあきらめかけました。でも、そこはインターネット時代のスゴイところ、プロ向けの食材を扱っているネットショップで取り扱っているではないですか、「オマール海老の頭 1kg」なんてものが。

そのほかの材料もすべてそろえて、いざ始めてみると、これがまたすごい手間がかかります。海老の頭を炒めて香味野菜と煮込み、「オマール海老のジュ(だし)」をとるまでに一苦労。泣き出した息子を背中におんぶしながら味をととのえて、休日の食卓に並べるまでにざっと3~4時間を要しました。出来上がったものをいただくと、確かにお店で味わうスープそのもの、いや、作りたてなのと、苦労の分プラスαでそれ以上の出来栄えでした。

人気店のレシピを惜しげもなく出版してしまうなんて、すごい勇気があるな・・・なんて思っていましたが、実際にレシピをどおりに作ってみると、たった一杯のスープを作るのにこんなに食材を使って、これだけの手間隙をかけて作っているんだと驚き、お店に通う頻度もかえって増えそうな気がします。そこまで見込んで戦略的にこのレシピ本が出版されているのかも知れないですね。


最後に、遠山さんの講演でのメッセージをひとつ。
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「最高なので、ぜひ見てください」逃げ隠れせず、堂々と言える仕事をしていますか。
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日々の仕事ではいろいろと制約があって妥協してしまうこともあるけれど、スープ作りと同じように手間隙をかけ、そうやって言えるような仕事をしていきたいと心をあらたにさせられました。

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