読み応えが有り過ぎて困ってしまう、夏のおススメ5冊

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ライフネット生命 スタッフ

こんにちは、マーケティング部の吉沢です。さて、毎年夏になるとちょっとした楽しみなのが、アイスコーヒー片手に、じっくりと読書をすること。普段は細切れになってしまう読書も、お盆休みの帰省だったり、誰もいない都内のカフェだったり、そういう時間をくくりだせる方も少なくないのでは?
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ということで、じっくり読書して、考えて楽しむ5冊、ご紹介したいと思います。

1.修身教授録 (森 信三 著)
まずはこの一冊、伝説的な教育学者である森先生の、京都大学での授業ノートを基にまとめられた、生き方や考え方に関する本です。静かな語り口ながら、時に情熱溢れるメッセージなど、何度読み返しても背筋がピーンと伸びる感覚のある一冊です。

2.あなたへの社会構成主義(ケネス・J. ガーゲン 著)
続いての一冊は、とてもヘビーです。こちら、社会構成主義というコンセプトについて紹介された内容なのですが、物事とは客観視して自分と切り離して考えられるものではなく、常に自分自身がその物事の一部であって・・・といった、概念論についての丁寧な解説書です。こちらは、以前コンサルティングを行っていたときに、クライアントと自分の関わり方などについて、多くを教えてもらった一冊です。

3.時を超えた建設の道(クリストファー アレグザンダー 著)
最近出会う「この人、すごいなあ・・・」という人は少なからず、都市工学や建築学の素養を持っていたりするのですが、そうした人たちの根底にあるコンセプトに触れられるのが、この一冊です。建築とは、そこに住む人たちが持っている「パタン」と呼ばれる行動様式や、生活の中での流れなどを捉え、それを促進したり保護したりすることによって成り立っていくという、様々な分野に応用が効く考え方について、深く学ぶことができます。

4.アフォーダンスの心理学―生態心理学への道 (エドワード・S. リード 著)
こちらの一冊は、とにかく読み進むのに細心の注意と、高い集中力を要します。そして、そこで紹介される「アフォーダンス」というアプローチは、物事を機械的なモデルに置き換えて思考するビジネスでの日常について、別の観点を与えてくれ、とても目が醒める思いをもたらしてくれることでしょう。気合いがあるときに、2-3日でグリッと読み切ってみてしまってください。

5.全体性と内蔵秩序(デヴィッド ボーム 著)
そして、最後の一冊は、まさに極めつけ。アインシュタインらと共同研究を行ったこともある、物理学者デヴィッド ボーム博士の1冊です。この本で紹介されている、個人と個人が分断するのではなく、互いに個人と個人は連鎖しており、その全体として世の中を捉える、というコンセプトは、ここに紹介した4冊のコンセプトを統合してくれる、個人的には最高のフレームだったりします。

※ちなみに、「もっとライトで実用的な本を読みたい!」という方は、去年の夏に執筆した、下記の記事もご参考までに。

IT Media オルタナティブ・ブログ YLOGライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)「【連休中に入手可能で十分読み切れる=>連休が終わってもすぐに読めてお勧め!】5冊の厳選ビジネス本」

それでは、みなさまどうぞよい夏をお過ごしくださいませ~

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