相変わらず季節に敏感にいたい

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

朝起きたときに枕が濡れていないことに、夏の終わりを感じます。
足の裏の皮がむけてきたら、いよいよ秋です。

なんだかんだでCDは当分なくならないと思うんです。僕のようにポータブルCDプレイヤーを持ち歩く人がいるくらいですから。もちろん、CD何枚分もの曲を入れられる手のひらよりも小さな機械を使うこともあるし、ネットで配信される音楽を聴くこともありますが、CDプレイヤーを携帯していることも結構あります。
では、CDプレイヤーを使い続ける理由とは何か。いったいどんなこだわりがあるのか。

実際、ほとんどありません。ただ、CDもCDプレイヤーもあるから、というかCDに至っては未だに増え続けているくらいなので(まあ、ある種の買い物にまつわる病気です)使っている。いや、それどころか、とにかくCDウォークマンで音楽を聴きたいんだ!理由なんていらない!という感じすらあります。
むしろ、
・直径12cmの円より小さくすることができない
・モーターを利用するため駆動音がうるさく、また音飛びしやすい
・そしてディスクを入れ替えなければならない
など、欠点の方が簡単に挙げられます。特に3つ目などは、電車の中でCDを入れ替えていると、周りの人たちが物珍しげに見てくるような気さえします(自意識過剰であることは否定できません)。それはもうあまり恥ずかしくもありませんが、媒体が光を反射するので、チラチラと目障りになっていないかな、という心配はあります。

そんな私の可愛いCDウォークマンですが、先日、ちゃんと充電したはずなのに電池切れで動かない、というようなことがあり、「そろそろ充電池も寿命かなー」と、新しいものを買うことにしました。
電池を買い替えたのは初めてではなかったので特に調べもせず、だいたいなんでも揃っている大型家電の電池売場へ。昔ながらの乾電池と長持ちが売りの充電池のひしめく中をよくよく探したのですが、どうも、あの「ガム型充電池」が見当たりません。

ふと嫌な予感がして調べてみたところ、あのポータブルプレイヤーの小型化を可能にしたガム型電池は、なんと需要がなくなってきたために販売停止になっていたのです。少なくとも大手家電メーカーでは取り扱いがなく、プレイヤーの部品として(電池としてはかなりの高額で)注文するか、ネットオークションなどで探し回るかしかなくなってしまいました。
現在販売されている(が、数少ない)ポータブルCDプレイヤーがどれも少し大きめのデザインなのは、一般的な円柱型の電池に合わせるためだったのか。やはり最近の小型音楽プレイヤーの前に勝ち目などなかったのか。
機械そのものはまだまだ使えるのに、対応している電池の販売停止という兵糧攻めに遭うとは…。

世はスピード社会。立ち止まっていると周りはどんどん変化していきます。波に乗るのが必ずしも正しいとは限りませんが、季節の変化には敏感でありたい、と思わせるできごとでした。
ちなみにCDプレイヤーと充電池は、幾晩か寝かせたらまた普通に動くようになり、枕を濡らすことにならずに済みました。「もうこの電池は売ってないんだ」ということを気付かせたかったのか、僕が小型音楽プレイヤーばかり使っているために拗ねてしまったのか、それとも夏バテだったのかは分かりません(いずれにしても可愛いやつよ)が、もう少し付き合ってもらえるようなので、これからも大切に使っていきたいと思います。

数理部 片切 嘉
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※ポータブルプレイヤーをご使用の際は、ご自身の耳を傷めぬよう、また周りの方への迷惑とならぬよう、節度ある音量とノリでお楽しみください。


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