浪人

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

コンタクトセンターの西村です。

ある程度分かっていたのですが、大学受験に失敗し、1浪しました。

高校生でもなく大学生でもない中途半端な身分を感じながら1年間予備校に通ったのですが、予備校生活も悪いものじゃありませんでした。

初めてどこにも属さない身分での1年で、受験合格という目標はありますが、外から社会を見つめる視点みたいなものも得られた気がします。

何より、予備校の講師が面白かったです。
生徒を厭きさせない工夫でもあると思いますが、それぞれとても面白い雑談をお持ちで、授業が分かりやすいのはもちろんですが、どちらかというと、雑談部分から得られた感慨が何よりの勉強だったと感じます。

それぞれ強い個性と自論があり、それを確信している語り口調で語られる熱意ある雑談は、色んな人がいること、色んな考え方やものの見方があることを教えられた気がします。

漢文の講師は授業90分全部を雑談(おすすめ本の紹介)にあてられ、結局最終的にテキスト全部終わらなったのですが、全然満足で、おすすめ本が気になってしょうがなくなりました。

また、英語の講師ではなぜか最後の授業で自分作詞作曲の曲をギター弾き語りで披露され、
譜面を配布されたのですが、それがまた意外にいい曲だったのでその曲の作りが気になったり。

当初は受験勉強漬けの1年になるだろうという思いからの空虚感はあったのですが、受験勉強のコツだけではなく、人間性や自分の視野を拡げることができた1年だったと今は感じています。

「今でしょ!」も、何となくやらなきゃいけないことは分かっているけど口に出して言われるとドキッとするような一言で、そういうのを当たり前のように熱意込めて言う、実際にやる、というのは何となく皆どこかで思っていることだからこそ、共感する人も多いのではないかと思います。

何となく分かっているんだけど、敢えて言葉に出していないことや実行に移せてないこと、これを実際に発言したり実行する。
多少の勇気やチャレンジにはなるかもしれませんが、それは一番単純、シンプルで解決への近道の一つになるような気がしてます。


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