押し寄せる全国ゆとり包囲網

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ライフネット生命 スタッフ

4月1日よりライフネットに転職しましたマーケティング部の小俣です。新卒で立ち上がったばかりのベンチャー企業で様々な経験をさせていただいた後、この春からライフネット生命に転職となりました。

私は平成元年生まれで、中学校から学校生活を完全週休2日制で過ごしました。正式な定義ではないようですが、義務教育期間に完全週休2日制を経験した世代のことを「完全ゆとり世代」と一部では呼ぶそうです。ゆとり教育という言葉が一般化してきたのは私が中学生の頃、当時は「完全」という言葉がかっこいいな!パーフェクトだ!という感想で、文字通り重度の中二病を発症していたことが懐かしく思い出されます。ちなみにまだ完治はしておりません。

そして、中二病全盛期から10年近く時が過ぎた今、世の中に我々Perfect Yutori Generation(造語です)こと完全ゆとり世代が社会に大量に解き放たれ、しだいに様々なウェブサイトに「ゆとり世代の社員をどう扱うべきか?」といったコンテンツが取り上げられるようになりました。

そのようなコンテンツのひとつである、「行動が理解不能!?『ゆとり世代』の新人との上手な付き合い方」によれば、ゆとり世代の新人は以下の3つのタイプに分類できるそうです。

1.ネット依存タイプの新人
―なんでもネットに答えがあると思っており、頼まれた仕事は真面目に正確にやるが、言われないと動かず、主体性、積極性に欠けている。

2.負けず嫌いタイプの新人
―マイナス評価を得たくないために等身大の自分以上に見せようとして、自己犠牲を払い無理をしてしまう傾向がある。

3.プライベート優先タイプの新人
―自分の個性が大事で、ルールを守ることが苦手。自分の意志を尊重したいという思いが強く、自分の主義主張を通そうとする。
(マイナビ ウーマン「行動が理解不能!?『ゆとり世代』の新人との上手な付き合い方」ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)より抜粋)

もう大変な言われようであります。ひとまずこの描写の正しさに関する是非は置いておきますが、世代論というのは恐ろしいもので上記に当てはまるような行動をとろうものならバイアスのかかった見方がされるというのはありがちな話です。「これだからゆとりは…」とこれからの人生であと何回言われるのでありましょう。ああ、つらい。そして、辛辣なる事態はこれに終わらず、最悪のケースはゆとり教育が見直された2011年以降の義務教育を受けた世代が社会人になった将来、我々ゆとり世代で仕事の出来ない中間管理職を見つけた際に「これだからゆとりは…」という破壊力満点の一撃で非難するという逃げ場のない世代的上下二方向からの攻撃が各地で起こり始めた時であります。

改めて考えるとゆとり世代っていう響きがかっこ悪いなぁ、せめてGeneration Y(主にアメリカのベビーブーマー層の子ども世代のことを指す)みたいなキリっとした表現はなかったのかなぁ、などと思うところでありますが、属する世代から逃れることは何人にも叶いません。ここはひとつ多様な年代やバックグラウンドを受容してくれるライフネットの文化の下、我々の世代なりのバリューの出し方がきっとあると信じ尽力して参る所存であります。

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