野球ファンがアツい理由

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ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。経理部の茨木です。
毎年のことですが、今年のGWも経理部では特にゴールデンではなく、普通に出社でした。しかし、最後の3連休をとることができたので、夫と一緒に姉夫婦のいる大阪に遊びに行くことにしました。大阪に行く主な目的は甲子園に行くことでした。

私の夫は大の巨人好きで、テレビの前で勝手にスタメン予想を作っては、当たっただの外れただのと一喜一憂したり、新婚旅行に巨人の宮崎キャンプに行きたいと言い出すほどの結構なファンです。一方、私の実家では父親は大の西武ファン、姉夫婦は大の阪神ファンと、バラバラですが巨人嫌いという点では一致しており、私の結婚の折には、夫の巨人好きをどのタイミングでカミングアウトすべきか悩んだくらいです。
また、仲の良い大の日ハムファンの従姉妹夫婦がいるのですが、もちろんこちらも巨人嫌い。このように親族に野球好きが多いため、みんなが集まる食事会では夜通しで熱い野球談議が交わされます。そんな中、みんなの集中攻撃を受けるのが巨人好きの夫。
ただでさえ嫁の実家は肩身が狭いのに、巨人好きに呑ませる酒はないとか言われる始末。(ほんとは仲良しですが)かわいそうだなと思いながらも、野球のルールさえ知らない、全く興味のない私は、野球好きってなんでこんな暑苦しいわけ?とクールに一人お酒を呑みます。

が、そんな私も今回甲子園に行って、野球好きのアツさの理由がちょっとだけ分かった気がしました。そもそも、阪神ファンは他の球団ファンの中でも熱いことで知られており、特に巨人に対してはあからさまな敵対心を露わにする。というのは有名な話です。例えば、足首に巨人のマスコット、ジャビッツをくくりつけて踏みつけながら歩く阪神ファン、巨人戦での激しいブーイング、等々。
その事前情報で、私は身の危険を感じておりました。

幸い、GW中は阪神vsヤクルト戦しかなく、巨人戦には行かずに済んだものの、GW間際にチケットを取ったせいでヤクルト側しか席がありませんでした。阪神ファンの聖地甲子園では、敵チームファンはどんなひどい扱いを受けるんだろうか・・・ましてや野球もろくに知らない私なんて・・・そんなわけで、せめて見た目は阪神ファンに見せかけるという懐柔作戦に出ることにしました。
義兄に貰った阪神ユニフォームを着て、トラの耳カチューシャをつけていざ参戦。
ですが、席についてビックリ。ヤクルト側といえ、周りは黄色い阪神ファンだらけ。
アツいヤクルトファンは外野で50人くらいまとまっており、一生懸命旗振り応援してましたが、超満員のその他は全て黄色、黄色、黄色。

そして試合が始まりました。
周りにニセ阪神ファンであることを悟られないように、心の中でヤクルトを応援する私達。試合開始早々、阪神の選手がボールをポロリするエラーがありました。心の中で喜ぶ私達。するとすかさず周りから、「このどアホ!」やら「なんでやねん!」やらの野次。一方、脅威の打率を誇るマートンが放ったホームランには、スタンディングオベーション(唯一立たなかったことで阪神ファンじゃないことがバレました)。このメリハリの利いた応援を見ているだけで楽しくなってきました。ふと周りを見渡すと、デーゲームということもあってか家族連れがとても多く、ちびっこの応援も負けていません。

そこで私は思いました。
こうやって小さい頃から球場に足を運んで、エネルギッシュな応援スタイルに触れているうちに、ネイティブ阪神ファンとなり、阪神を愛する精神が世代を通じて脈々と受け継がれ、時に、より色濃いものになっていくんだな・・・これが野球ファンがアツい理由のひとつなのかもしれない!と。
そう考えると、野球ファン同士のいざこざ(?)も、温かく見守ろうと思うのでした。

ちなみに、甲子園での一番のお気に入りは、7回表終了後のジェット風船飛ばしでした。
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