夏の風物詩といえば

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ライフネット生命 スタッフ

夏といえば、なんといっても花火。打ち上げ花火から家庭用花火まで、とにかく花火を見ないと夏を越せません。日本全国でひと夏に行われる花火大会は、一説によると500か所近く、首都圏近郊だけでも100か所以上で開催されているそうです。花火好きは、国民性かもしれません。今年は、例年橋の上でぎゅうぎゅうになりがらチラ見していた隅田川の花火を、隅田川の上で船に乗って眺めることにしました。

花火大会当日は日本橋のたもとから船に乗り、江戸情緒ただよう街並みを眺めながら、30分ほどかけて花火がよく見える場所へ移動。隅田川の上は、すでに同じように花火待ちの屋形船やボートでいっぱいです。「船から仰ぎ見る花火はどんなにすごいんだろう…」とワクワクして、待つこと2時間。
やがて開始をつげる合図の花火が聞こえ、19時に第一会場の花火の打ちあげが始まりました。30分後、つぎはいよいよ第二会場の花火が打ちあがる…!というその瞬間、黒い雲が重くたちこめ、稲光とともに冷たい雨が。それでも、雷雨にも負けずに根性でうちあがる花火。しかし雨は勢いを増し、10分後、すべての花火が消えました。

花火が消えた後も、激しい風雨の中で、船は木の葉のように頼りなく水面で揺れ、錨をおろした場所とはまったく違う場所に流されていきました。しばし船を走らせ、永代橋の下で雨宿りするも嵐は収まる気配を見せません。ほどなくして、橋の下で「花火大会中止」のニュースを聞きました。隅田川の花火大会の中止は、1977年以来初めてということでした。
花火中止のニュースを聞いてまもなく雨は止み、がっくりして帰る途中、ふと、この感じはどこかで経験したことがある…?と気づきました。それは、メコン川クルーズでした。

「東京のど真ん中で、ジャングルクルーズを経験できた」と考えればエキサイティングな経験だったかもしれません。冗談のようですが、昨今の異常気象はもはや「異常」とは言えないくらい日常化しています。「不都合な真実」を観て衝撃を受けたのは2006年。あれから7年、地球温暖化が加速していることはもはや疑いようがありません。温暖化の原因は二酸化炭素を含む温室効果ガス、つまり人為的であるというのが主説になりました。
温暖化を身近に感じ、もはや個人単位では焼け石に水かもしれませんが、いま自分に何ができるのか考えてみることにしました。「不都合な真実」を制作したアル・ゴア元副大統領が提案している「わたしたちにできること」の一部を挙げたいと思います。

1 Reduce emissions from your home and energy use (better design, insulation, green electricity) -- 家庭からの排出を減らしましょう
2 Reduce emissions from your car and other transportation (buy a hybrid, light rail, carpool, biking) -- ハイブリッドカーや電車、自転車を使いましょう
3 Buy the most energy-efficient appliances and other products. Be a green consumer. --エネルギー効率のよい製品を買い、環境問題を意識する消費者になりましょう
4 Live a “carbon neutral” life. It’s easier than you think. Reduce; then offset the rest. --カーボンニュートラルな生活をしましょう。考えるより難しいことではありません
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写真は、この夏、長雨の合間に無事山形で開催された花火です。これからも夏の夜空に上がる花火を見るために、小さな積み重ねが大きな変化を生むことを信じて、この夏の過ごし方を工夫してみたいと思います。

総務部 吉田

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