散髪

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

両親共に美容師免許を持っていて、両親と住んでいた高校生までの間は、家で散髪を済ませていました。

最初に床屋に行ったのは大学に行き親元を離れてからだったと思います。それまでの間は気の向いたときにその場ですぐに切ってもらい、時間も10分程度で済んでいたので、店に行き、順番を待ち、1時間弱ほど座って切ってもらう、というのが面倒でなりませんでした。

ここ10年ほどは、カットだけを10分くらいで済ませてくれる店がずいぶん増え、主にはそれを利用していましたが、それでもやはり行くのと待つのは面倒で、なるべくならば行きたくはなく、伸びた髪の鬱陶しさを我慢できなくなるまで床屋には行きませんでした。そして鬱陶しさを我慢できなくなると「今日」どうにかしたくなり、平日の場合は夜自分でスキバサミ(一部分だけが刃になっているギザギザのハサミ)で適当に応急処置をして、また休みの場合はすぐに出かけ、混んでいたら他をまわるか出直して切ってもらう、という、余計に面倒になるようなことをしていました。

少年野球をやっていた息子を丸坊主にするために買ったバリカンは、アタッチメントがついていて坊主以外の刈り方もできるものだったので、1年ほど前、試しに自分の髪を自分で切ってみました。鏡を見ながらおそるおそる切ってみましたが、癖っ毛で多少のアラは目立たないこともあり、意外とそれなりにできます。

以降、床屋に行く面倒から解放されました。
いつでも待たずに、5分程度で済ますことができます。たまに切り過ぎたりもしますが、数日も経てば気にならなくなります。
毎回同じように刈るので、刈り方も段々とこなれてきたように思えます。

ところで子どものころ、父親には頼むと取り返しのつかない切られ方をされそうな気がしていて、ほとんど母親に切ってもらいました。
腕がどうこうではなく、遊ばれそうというか、手堅くないというか、思いもよらぬ短髪にされそうな気がして、避けていました。

坊主頭を卒業した息子に「髪伸びてるから切ってやろうか?」とたまに聞くと、「いい」とあっさり断られます。
それは僕の子どものころと同じ感覚を持っているのか、照れのようなモノがあるのか、それとも「いけてない」と思っているのか、少し気になります。

お客さまサービス部 馬場


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