故郷

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ライフネット生命 スタッフ

9月1日に入社したお客さま相談部の吉野です。よろしくお願いいたします。

生まれは、千葉県の南部・安房の国、現在の南房総市です。東京より夏は2・3度気温が低く、冬は2・3度高いといわれております。気候は国ざかいのたかだか300メートルほどの「鋸山」の北と南では雪と雨くらいの違いがありましたし、暮れや正月に家の中が寂しいと、前の畑から菜の花を、脇の土手からは水仙の花を摘んできて飾っていました(椿も咲いていたのですが縁起が悪いとあまり飾りませんでした)。そのような気候で育ったせいなのか、自分では「のんびり」した性格だと勝手に思っています。

ここで豆知識を1つ・・・・。旧の国名や地方名には上方(京都)を基準に、上・下や前・後が付いたものがあります(例えば上野:群馬県、下野:栃木県、越前:福井県、越中:富山県、越後:新潟県、なお、近江・遠江もあります)が、千葉県の上総・下総は上方(京都)に近いほうが下、遠いほうが上となっており、基準に合いません。これはかつて上方からは海路を使っていたことに起因しているようです。つまり海路で房総半島の南に着いており半島の南のほうが上方に近かったことによるようです。

家内の故郷は会津です。某TV局の今年の大河ドラマの前半の舞台だったところです。実は、私は中学の修学旅行で初めて会津に行きましたが、まさか当時はここから伴侶を得るとは思いもよりませんでした。ご多分にもれず、白虎隊の飯盛山や会津鶴ヶ城を見た記憶はありますが、なぜか当時も今も、会津の空気は凛としたものを感じます。また東京より1ヶ月くらい遅い桜、1ヶ月くらい早い紅葉は見事に思います。

房総も会津も観光の見所は多いので、一度お出かけください(別に両県の観光大使ではありません)。房総観光のプチ情報:早春の花々を目的とするならば、3月中旬をお勧めします。ほかの地域で生花の出荷が盛んになり、価格的にも低下するので、畑やハウスの中で放置されて咲き乱れる花が多くなり、きれいなお花畑があちらこちらに見られるでしょう(個人の感想であり、推奨の内容を約束するものではありません)。

ふるさとは遠くにありて・・・、親がいなくなると夫婦とも頻繁には故郷に帰らなくなりました。故郷を出てから市谷、王子、浦和、世田谷、板橋と住み、埼玉県に落ち着きました。高校野球では、千葉、福島、東東京、埼玉のチームを応援してしまいます。子どもらにとっては、板橋、埼玉が故郷なのですが、もう少し自然豊かな故郷だったらとも思います。心の中の故郷のイメージが同じかは分かりませんが、近くには自然豊かな荒川河畔や、家族で私以外がファンのヤクルトスワローズの寮やイースタン球場(ロッテも近いです)もあります。それらが、将来、彼(彼女)らの故郷のイメージになるのかなぁ。故郷として誇れる良い環境を将来に向かって築いていかなくてはならないと思っています。

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