確率トライ!

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

数理部の松原です。

先日ライフネット生命の広報誌ライフネットジャーナル冬号が発行されました。
(ライフネットジャーナルはこちらでPDFでご覧頂けます)

「2014年 年男&厄年女の今年のリスク」、「緊急調査!1,000人に聞く、消費増税を目前に見直したいものは!?」等のトピックに加え、今回は「保険会社の隠れたエースアクチュアリーってどんな人?」と題してアクチュアリーとはどのような職業か、またどのような仕事をしているのかを掲載しています。

これに加えて確率トライというコーナーで私たちアクチュアリーが数理知識を駆使(?)して「鉛筆ころがしのみで試験に合格する確率」など日常気になる様々な確率を算出していますが、今回のブログでは紙面の都合上ジャーナルに載せることができなかった確率を2つほどご紹介いたします。

Q1.サッカーの試合でメンバー23人(両チーム選手と主審)のうち、誕生日が同じ人がいる確率は?

A.誕生日が同じ人がいる確率はなんと50%!

2試合中1試合で誰かしら誕生日が同じペアがいる計算になります。
1年は365日ありますが、この50%という確率は感覚とずいぶん異なっているのではないでしょうか。
ちなみにライフネット生命社員91人で計算するとこの確率は99%以上となり、実際に同じ誕生日は10組もいます。また、そのうち2組は3名誕生日が同じです。(※)
(※)社員数、組合せ共に2013年12末時点です。

Q2.4人と順番にお見合いをして一番良い人を選ぶ確率が高い方法は?

A.1人目を断って、2人目以降で1人目より良さそうな人を選ぶ

前提として4人の中から必ず選ぶものとし、自分が選んだ人は必ず受け入れてもらえるものとします。
選択のパターンと確率は単純に計算すると次の1~4のとおりです。

1.1人目で決める・・・1/4
2.1人目は見送り、2人目以降で1人目より良いと思う人を選ぶ・・・11/24
3.2人目は見送り、3人目以降で最初の2人より良いと思う人を選ぶ・・・10/24
4.4人目で決める・・・1/4

ただし、「良いと思う」が絶対とも限りませんし現実のお見合いは計算通りとはいかないかもしれません。

保険の仕組みは確率に基づいており、アクチュアリーはこれまで起きた事象を分析し将来の発生確率を評価しています。
よって、日常の様々な確率に関心を持つことが、仕事に活かせるかも・・・などと考えています。

ライフネットジャーナルに掲載されたものは確率といっても難しい内容ではなく、ご紹介した例の様に気軽に読める内容となっていますので是非ともご覧ください!

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