2月の大雪の日、成田空港で帰宅難民となりました。
成田に雪は積もっていなかったようで、フライトスケジュールでは定刻出発との案内。
当日の羽田発着の便は早々に中止が決まっていたため、疑い深くライブカメラで雪の状況をチェックをするも積もっていなかったため出発。
都内から成田まで電車は雪の為遅れ、3時間半かかるも無事に出国ゲートをくぐり21時発の便に乗り込み完了。
機内にて出発を待つも、動かないまま2時間経過。
成田空港の利用可能時間である23時を過ぎてしまったためフライトの中止が決定。
最終的に機内から降りることができたのは24時頃となりました。
(羽田着の便が成田に回されたために滑走路が空かなかったようです)
係員の案内を聞くと、周辺のホテルは既に空きがなく、帰宅の電車も終わっていたため成田空港に泊まるという選択しかない状況。
私の便の方だけでなく他の便も欠航が重なり、多くの方が同じ境遇となりました。
誰もが望んでいないこの状況。
にもかかわらず、全ての人が事実を冷静に受け止め、寝袋と物資支給の列に黙々と並び、誰に指示されることもなく寝場所を確保し、静かに時が過ぎるのを待つ光景。
淡々と流れていくこの光景に、何とも言えない力強さを感じました。
言葉に出すと大げさになってしまうのですが、どこかの国を1日旅するよりも貴重な経験ができたと思い、翌日、体は疲れていたものの気持ちよく振替便に乗り込むことができました。
横澤