マラソンは人生だ ―東京マラソン感想記―

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ライフネット生命 スタッフ

今年の2月23日に開催された東京マラソンに参加しました。週末などを利用してジョギングは続けていましたが、初めてのフルマラソンは東京マラソンで、と思ってから、6年越しで、ようやく運良く当選することができました。
走る前は、完走できないんじゃないか、とか、走り終わった後の一杯は格別だろう、とかいろいろと思いを巡らせましたが、走り終えた後の今では、喉元過ぎれば・・・というやつで、意外と何事もなかったかのようです。
けれど、せっかくの初マラソンだったので、攻略法というか、コツというか、出場して感じたことを、書き留めておこうと思います。

・準備は気負い過ぎない方がいい
初めてのマラソンだったこともあり、1ヶ月前の大会でハーフマラソンを走って・・・と気合いを入れてトレーニングプランを立てたにも関わらず、2ヶ月前の始動初日のジョギングで、さっそく足を痛めて、1ヶ月以上走れなくなってしまいました。結局、帳尻合わせで直前に準備をすることになり、慣れないことはするな、という好例かなと思いました。

・急がばまわれ
過去に出場した経験のある同僚からは、トイレが混むから気をつけろ、と再三アドバイスを受けていたので、水分補給には気をつけてスタート会場に到着しました。しかし、そういうときに限って催すのが人間というものです。目の前のスタート待機列直前のトイレはかなりの行列で絶望的。しかし、開き直ってスタート待機列に進んでみると、待機列の横にあるトイレは全く並ぶことなく、用を足すことができました。まさに、急がば回れ。スタート前に達成感すら感じました。東京マラソンのトイレは、待機列横のトイレがおススメです。

・応援は力になる
街一色がお祭りモードになる東京マラソンは、沿道からのたくさんの声援を受けることができます。初マラソンの私は応援されることがとても嬉しく、最初は手を振る+お礼を言うという最上級の対応で、沿道の声援に応えながら走っていました。しかし、20キロを過ぎたころから、声を出すことも手を上げることもままならなくなる始末。けれど、沿道からは変わらぬ応援が続くのです。それは本当に力になりました。スポーツ選手の「ファンの声援のおかげ」なんてのは、青臭いなと少しでも思っていたことを改めて深く反省した出来事です。

・胸にはいつもモットーを
見ず知らずの人からの声援も東京マラソンの醍醐味のひとつです。会社のPRも兼ねて、新卒採用サイトで社員が着ている「ロスジェネ」と胸に書かれたTシャツを着て、アフロのカツラをかぶって走ったのですが、沿道からは「ロスジェネ!」や「アフロ頑張れ!」という声援の嵐でした。嬉しい半面、もっと素直に「ライフネット生命」と書かれたTシャツを着れば良かったかなと、ちょっと反省しながら走りました。当然のことながら、背中のロゴマークなんて誰も見てくれないのです。次回、出場される方は、かけてもらいたい声援を胸に大きく掲げることをおススメします。

・人生には3つの坂が
東京マラソンでは、35キロを過ぎたあたりから、きつい上り坂が続いて疲労困憊の身体が、さらに悲鳴をあげます。一方で、スタートからは緩やかな下り坂が続くので、オーバーペースに拍車がかかること請け合いです。そして、3つ目の坂は、40キロ地点でやってきました。沿道にはパパ(私)を応援に来た2歳の娘が。声援をもらおうと寄って行っても、こちらには一瞥もくれません。どうやらお腹が空いて食べていたパンに夢中だった模様。まさかの対応に、ラストスパートどころか、意気消沈しながら、最後の力を振り絞る羽目になりました。

そんなこんなはありましたが、無事に4時間11分というタイムでゴールすることができ、個人的には大満足の初マラソンとなりました。軽快なペースで走っていたので、途中でサブ4に色気を出したのですが、それが完全に裏目。さらに、前半の声援への反応と後半のまさかの出来事が一層の失速要因だったことは言うまでもありません。

フルマラソンは、一回走っただけですが、いろんな教訓と走りきれることに対する自信を与えてくれたような気がしています。そして、マラソンは人生だ。
またどこかで機会を作ってフルマラソンにチャレンジしてみたいと考えています。

企画部 近藤


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