真ん中通るは・・・?

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

東京で住むようになる前から、山手線が環状になっていて、それを東西方向に串刺しにするように中央線が通っていることは知っていました。
ただし、そのイメージは単純化されていて、まんまるな山手線に横に真っ直ぐな中央線です。
上京して何年か経ったある日、ふと地図を見て、山手線が想像以上に縦に長いことを知ってびっくりした記憶があります。

しかし、私にとっては、おもな交通手段が電車なので、位置関係は大体のところを路線図で把握できれば十分だったのです。ネットで気軽に地図を検索できるようになるまで、ほとんど地図を見ることなんてなかったように思います。

ライフネットに入社してはじめの数年間は毎日、中央線の四ッ谷駅から新宿通り(麹町大通り)を半蔵門に向かって徒歩で通勤していました。(今は毎日ではなくなってしまいましたが・・・)ビルとアスファルトの通りでも、毎日同じ時間に歩いていれば季節によって違いがあります。
今くらいの時期になると、朝歩いていると通りの真っ直ぐ正面から太陽の日差しが降り注ぎ、気温以上に暑さを感じます。しかも陰になるところがほとんどない。そんなある日、ふと気づきました。

・・・あれ?・・・正面に太陽?

朝、太陽に向かって歩いているということは、東に向かって歩いているはずです。
ところが、私は「中央線=東西に真っ直ぐ」と思っているものだから、四ツ谷で中央線と交差している新宿通りは南北方向に向いているような錯覚に陥っていました。
(そういえば、私の地元では、電車はすべて東西方向に走っているので、それも錯覚の原因になっていたのかもしれません。)

地図を見てみると、実際には四ツ谷近辺で、中央線はほぼ南北方向を向いていることがわかります。新宿通りのほうこそ多少波打っているものの、新宿から半蔵門まで東西に向いています。

理解しやすくするために単純化することはよくありますが、単純化したために誤解を生むこともあるんですよね。
・・・などと、とってつけたような結論よりも、朝の新宿通りの暑さを何とかしてほしい今日この頃です。

岸本

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