8月に入社しました監査部の高田です。
転職には慣れた（？）つもりでいたのですが色々な驚きがある会社だと感じる今日この頃です。
先日、家族旅行で北海道へ行ってきました。
日程のうち、移動に大半の時間を使う日があり隙間時間を埋める良い案はないか当日宿泊するホテルへ相談したところ、農家の収穫体験を案内され軽い気持ちで参加することにしました。
伺った農家さんはメロンを栽培しており、栽培されている品種の説明や栽培方法、収穫の見極め方など細かい点も含め熱心にお話していただき、メロン好きの子どもが喜んでくれるかな？程度の期待感であったところを良い意味で裏切られました。
そして一通り説明と収穫が終わったところで「せっかくだからメロン食べていきな」
と、農家の方とメロンを食べながらその地区の農業についてのお話を伺うことになりました。
特に印象的であったのは牛乳の話で、その地区では酪農家の方に週3回FAXで牛乳の品質についてのランキング表が送られるそうです。このランキングを参考に酪農家ごとの買い取り価格が決まるそうで、品質を高めるためにこのようなことを行うようになったそうです。
ですが一言、こんなことをおっしゃっていました。
「これが消費者にどれだけ意味のあることかはわからない」。
その理由は、
・牛乳はすべて同一のタンクに集められメーカに出荷される
・品質を重視しているところばかりではない
とのことでした。見えているのはメーカであってその先があることを初めて意識した瞬間でした。
当社は「見える」ことを重視していますが限度もあるかと思います。
「見えない」ところをお客さまが安心できるよう、監査の立場で目を光らせていきます。
