妖精が舞い降りる季節

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

猛暑の夏から突然の秋を迎え、過ごしやすい毎日ではありますが、残暑と呼べるあの厳しい時期がなかったことが少し寂しくも感じます。
それでも毎年の楽しみである、シクラメン・ヘデリフォリウムの開花は始まりました。
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シクラメンと聞くと冬の花屋さんを豪華に飾る代表的な花ですが、こちらはシクラメンの原種と言われるもので、冬には落ち葉がかかるひっそりとした、水はけの良い明るい日陰を好みます。
丈は高くても10センチ、花弁は2センチほどの可愛らしさ。
葉は八重桜のように花が咲き終わる頃に出てきます。斑入りの葉姿もまた美しく、花よりも葉のほうを愛でる方もたくさんいらっしゃるようです。
そしてこんなに小さいのに、優しい香りを放ちます。

数年前から、この小さな花に魅了され、ヘデリフォリウムが好きな環境に限りなく近づけたスペースを設け、毎年、夏の終わりから秋の始まりにかけてのこの季節に、小さな小さな妖精が舞い降りる日を心待ちにしています。

こんなに小さくても、花が咲くと庭が華やぎ、思わず笑みがこぼれます。
冬から夏の、花が咲くまでの長い期間はすっかり忘れ去られてしまうのに、本当にありがたいことです。

今年は来年の花に向けて、株を大きくする努力をしてみようかと、虫の声を聴きながら考えてみたりしています。

お客さまサービス部 河野

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