10月の第一日曜日に

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ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。システム部の名代です。

子どもの頃、近所に住んでいた祖父母の家へよく家族で行っていました。日曜日の午後から行って夕飯を一緒に食べることが多かったのですが、訪問した時に祖父がみていたTV番組がいつもだいたい同じパターンで印象に残っています。「競馬中継→昔の洋画の再放送→プロ野球(阪神戦)→NHK特集」というのが定番でして、今思い返してみると、私の趣味嗜好は祖父から強く影響を受けているんだなぁとおもいます。

早いもので、今年ももう10月になりました。10月といえば、プロ野球はレギュラーシーズンの順位が決まりポストシーズンが楽しみな時期ですし、競馬も秋季の大レースがいよいよ始まります。なかでも、今年一番注目しているのは、競馬の世界最高峰レースのひとつである「凱旋門賞」です。日本からは過去最多の3頭がエントリーしており、その3頭のいずれもが世界の頂点に立っておかしくない文句なしの実力馬であるため、どのようなレースをするのか今から期待で胸が高鳴ります。

凱旋門賞は毎年10月の第一日曜日にフランスはロンシャン競馬場で行われる歴史ある大レースで、日本馬の挑戦は1969年を皮切りに昨年までに延べ16頭が出走して2着が最高順位です。2着になったことは過去4回あるのですが、なかでも2012年は最後の直線半ばで勝利を手中にしたと思う瞬間があったほどの惜しいレースでした。不思議なもので、「今年こそは日本馬の悲願の勝利を!」と毎年強く願う一方で、「勝利してしまうと長年の夢がかなってしまう」という気持ちもどこかにあったりします。いつまでも「夢の途中」にいたいのかもしれません。

祖父は私が中学生の時に亡くなっているので、生きている間に競馬の話をすることはほとんどありませんでした。もし生きていたら、世界制覇が夢のまた夢だった60年代・70年代に日本馬が果敢に欧米へ挑戦していたころの話など聞いてみたかったなと思います。また、いつの日にか、私の孫ができたなら、ワールドクラスの名馬たちと互角に激突するようになった2010年代の日本馬のレースについて話す機会がもてるときっと楽しいだろうな、と想像したりもします。近い将来日本馬が凱旋門賞を制覇した後には、それを目標に長生きせねば!

第93回凱旋門賞は、10月5日(日)の日本時間23時半ごろ出走です。当日は地上波でTV中継もあるようなので、TVの前でそわそわわくわくしながら「その時」を楽しみに待ちたいと思います!

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