旅行前に読んでおきたい!ウィーンのカフェの素晴らしさ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。新卒3期生の徳山です。
今日は、家族でウィーン旅行に行ったときのカフェ体験について書きたいと思います。

1.ウィーンとは、カフェハウスの周辺にできた街のことだ。
ある旅行者がウィーンにあるカフェの多さに驚き残した言葉だそうですが、この言葉が示す通り、ウィーンには沢山のカフェがあり、カフェはウィーンの街に深く根付いています。
そして、ほとんど全てのカフェにテラス席が用意されており、多くのカップルや夫婦が屋外でコーヒーと会話を楽しんでいます。そこで、僕も意気揚々とテラス席に座って颯爽とコーヒーを注文してみたのですが、普段からそういう習慣がないためか、どうもしっくりとくることはありませんでした(笑)。もちろん、コーヒーは美味しくいただきましたが。ちなみに、ウィーンで初めてオープンしたカフェは、オスマントルコのウィーン包囲(1683年)の2年後だそうです。日本でオープンした最初のカフェが1888年と言われていますから、その歴史からもウィーンの街とカフェの関わりの深さが伺えるかと思います。

2.「時間、空間、そしてコーヒーを楽しめて、されどお支払いはコーヒーのみ」それがウィーンのカフェである(※筆者意訳)
The coffee houses are a place “where time and space are consumed, but only the coffee is found on the bill.”
ご存知の方もいるかと思いますが、ウィーンではカフェが無形文化遺産としてユネスコに登録されています(ちなみにですが、日本では能楽や和食が登録されています)。上記文章は無形文化遺産として登録されたときの紹介コメントの一節になります。
では、そんなカフェでは一体どういうコーヒーが提供されているのでしょうか。実は、僕も驚いたのですが、ウィーンのカフェでは「コーヒーをください。」と言っても取り合ってくれません。注文するときは、コーヒーの種類を言わなければならないからです。そして、そのコーヒーは実に18種類程あるそうです。下記に全てではありませんが、一部紹介します。

1.Melange(メランジュ)
おそらくウィーンで最もよく飲まれているコーヒーです。コーヒーと泡立てたミルクを1対1の割合で混ぜたもので、僕はこのコーヒーが一番好きで、よく飲んでいました。
2.Mokka(モカ)
これが日本で言うブラックコーヒーになるかと思います。ただ、日本のブラックコーヒーよりも濃いので、僕のようなお子ちゃま向きではありませんでした。
3.Cappuccino(カプチーノ)
日本でも有名ですので説明は不要かと思いますが、ウィーンでは面白いことに、場所によってはホイップクリームが付いています。個人的にはホイップクリーム付きの方が美味しいと感じました。
4.Eiskaffee(アイスカフェ)
日本のアイスコーヒーとは違うのでご注意ください。こちらはアイスクリームやホイップクリームがコーヒーにのっており、どちらかというとデザートみたいな感じです。
5.Mozart Kaffee(モーツァルト・カフェ)
ホイップクリーム付きのエスプレッソに、チョコレートリキュールの小瓶を添えて提供されるコーヒーです。「コーヒーにリキュール!?」と思う方もいるかもしれませんが、これが意外や意外、めちゃめちゃ美味しいんです。

上記5つは大体どこのカフェやホテル、レストランでも見かけました。ウィーンに行かれた際は是非お試しください。

3.ウィーンの文化・芸術の源泉は、この1杯のコーヒーだ。
この言葉は、とある日の夕方、国立オペラ座の裏にあるオシャレなカフェで、メランジュを飲みながら遠い目をした母が言い放った、近年まれに見る思いつきの中の思いつきの言葉です(何ら根拠に基づくものではありません)。
しかしながら、調べてみると、ベートベンやモーツァルトもこよなくコーヒーを愛していたようで(ときにはカフェで演奏したりもしていたそうです)、そういったことを踏まえるとコーヒー(カフェ)はウィーンの文化・芸術に大きく寄与しているのかもしれませんね(笑)。

最後にまとめとなりますが、コーヒーを飲まない僕がコーヒーを楽しめるようになったり、母がちょっとばかし深みのある風の言葉を言うようになったりと、素晴らしい雰囲気に包まれたカフェ文化がウィーンにはありました。
2014.10月 徳山さん.jpg
シェーンブルン宮殿の庭(丘)の上からの一枚。
(これだけカフェについて語っておきながら、この写真ですみません・・)

徳山


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