父の入院に思うこと

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。お客さま相談部の堤です。
今日は少し重たい話で恐縮ですが、私の実父のことについて話をさせてください。

喜寿になる父が、家の近所で自転車から転倒して頭部を強打したのが昨年11月です。
脳挫傷となり、入院した翌日から4ヶ月経った現在も意識のない状態が続いています。
主治医の話では、今後も回復する見込みはほぼないということです。

以前にも自転車で転倒し、頭から出血して大騒ぎになったことがありました。今思えば、なぜあの時、危ないから今後は自転車に乗らないよう、強く止めることができなかったのか、後悔しきりの日々が続いています。ただ、いくら後悔しても元気な父は戻ってきません。

嫌な予感がありました。事故の1ヶ月ほど前に法事があり、私の両親と兄夫婦、そして妻と私の6人で食事をすることがありました。その日、父は朝から上機嫌で、礼服姿の私を見て「貫禄が出てきたなぁ」と嬉しそうに言ったり、食事をしている最中も今まで記憶がないくらいはしゃぎ回り、帰り際に「今日はありがとう。本当に楽しかった」と皆に感謝しきりでした。

その時、父が「今度は皆で温泉に行こう」と言ったので、善は急げですぐに近場の温泉を予約していたのですが、結局、事故で行けず仕舞い。実はその旅行で、私はそれまでに聞いたことがなかった父の昔話を聞こうと思っていたので、残念で仕方がありません。

分かっているつもりでしたが、家族みんなが元気で暮らしていても、いつ何が起きるか
誰にも分かりませんし、親孝行は親が元気なうちにしなければ意味がありませんね。
今は、父にできなかった親孝行を、その分も実母と義父にしたいと思っています。

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