災難から学ぶ仕事の任せ方

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは総務部の久家です。
今回は最近わたしの身に降りかかった災難についてお話ししたいと思います。

最近、以前このブログでもお話しした部屋から引っ越しました。
引っ越し先は希望の設備も整っており、広さも十分ということで決めたのですが、1つだけ足りないものがありました。洗浄便座でございます。
数年間、備わっている部屋に住んで甘やかされたせいで、アイツがいないと心もとない。ということで、引っ越し当日に購入し、家電量販店の店員さんから「工事を頼むと6,000円かかるんで、自分でつけたほうがいいですよ。」とお客さまの立場に立ったアドバイスをいただいたので、自分でつけることに。今思えばこれが災難の始まりでした。

1週間後、用事もなかったのでいよいよ洗浄便座の工事を自分ですることに。
「この1週間は心もとなかったけど、これで快適生活の始まりや。えーっとぅ、さてとぅ、まずは水道栓を止めることっとぅ。」
家の外まで止めに行きました。次は便座を設置し、タンクの中やら外やらのホースを洗浄便座につなぎます。
「便座の位置がごっつええ感じやん。で、ホースをつなげるやん。意外と簡単やん!こんな工事で6,000円って、洗浄便座専門の工事屋になれるやん。」
この後、災難が降りかかることも知らずに上機嫌でした。次は水道栓を開いて使用してみるのみ。ということで水道栓を開いて部屋に戻ってきました。

するとどうでしょう、トイレに虹がかかっているではありませんか。
って言ってる場合やない。工事のミスでホースがちゃんとつながっておらず、水圧ではち切れて水が勢いよく放たれている訳です。

「あかーーーーーーーーーーーーーーーーん!」

とりあえずホースの先を親指で止めにかかります。それより水道栓を止めに戻ればいいだけなのですが、そんなことが瞬時で分かる頭脳が備わっていたら工事をミスりません。
「あかん、どないしょ。えらいこっちゃ。もう水圧に親指が耐えられへん。」
耐えられなくなった親指の隙間から水が勢いよく吹き出します。
「そうや!この勢いを利用して便器の中にうまく水を入れたらええねん!」
入らん入らん。たとえ出来たとしても根本的な解決になってない。そろそろ気付こう!

「水道栓や。あれを止めなどうにもならん。でも、外に止めに行く間に吹き出す水の痛手は覚悟する必要があるな。行くの行かないの、どっち!」
はよ行けや。ということで、裸足で飛び出し水道栓を止めることに成功。当たり前ですが、吹き出していた水がウソのように止まるのです。

水は止まったものの、このままではトイレが使用できないので結局は藁をもすがる思いでプロを呼ぶことに。プロですから、この程度の水道事故は朝飯前でしょう。30分ほどで来ていただき、トイレにお通した際の第一声がこちら。
「えっ、えっ、これどうなってるんですか?あっ、あーそういうこと。けっこう吹き出したでしょ。」だから呼んだし、そんなに珍しいミスり方なの。しかし、ここからはさすがプロ。ものの30分くらいであるべき姿に。そして、水が残っていた部分もきれいに掃除までしてくれて、下の階に漏れていないかもチェックしてくれました。引っ越してきた時よりもきれいにしてくれて、さっきまでの災難なんていずこへ。で、お会計は。
「8,400円になりまーす。」はじめから工事頼んでたら良かったやん!

災難+2,400円。何でもプロはプロです。素人が安易に手を出すとこういうことになる分野の見極めが重要です。プロがおっしゃってました。
「自分で工事もしたことのないような方が言うことは信用しないほうがいい。自分が出来ないことを人にやれと言うほど無責任なことはない。」
ええこと言うわ。わたし自身もかくあるべき、いい勉強になりました。

もし、洗浄便座を自分でつけるご予定がございましたらご連絡ください。わたしが懇切丁寧に教えて差し上げます。

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