出口とカミュと僕

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ライフネット生命 スタッフ

はじめまして。2015年新卒入社の板東です。入社して一カ月経ちましたが、毎日充実した日々を過ごしております。

私のこれまでの経歴は高校まで卓球一筋、大学時代はフランス文学を専攻、機械メーカーに営業職として入社、その後、国内のビジネススクールに進学して、ライフネット生命にこのたび、新卒入社いたしました。

もともとライフネット生命に興味を持ったのは、学部生の頃でした。
ライフネット生命のことを新聞で知り、友人と「面白い会社があるんだね〜」と話していたのをよく憶えています。

そんな中、忘れもしない大学4年生のときの表参道駅でのこと。学校帰りにふらっと、駅で電車を待っていると、なんだか見かけたことのある方が、ホームのベンチに座っていました。

(ん…どこかで、このおじさんみたことあるんだよな…誰だっけ??…あ、ライフネット生命の社長だ!!!)

前々から書籍を読んでとても興味を持っていたので、鼻息を荒くして、迷わず声をかけに行きました。

僕 「(フゥフゥ...)あの、ライフネット生命の出口さんですよね!!!ファンなんです!!!握手してください!!!」

出口 「あ、ありがとうね。よろしく。(Twitterしながら、握手してくれる)」

僕 「(あああ、、、Twitter本人がやってたんだ….すげええ!!!)あ、ありがとうございます!!」

出口 「まあ、立ってるのもなんですし、座ったら?」

こんな流れで、電車の方向が同じこともあり、しばらく趣味の話をしていました。当時僕は、フランス文学作家のアルベール・カミュの卒業論文を書いているときだったので、カミュの話、それから出口が好きな歴史について、10分ほど話をしました。

出口 「君は、カミュをやってるんだね。センスがいいね。カミュの『ペスト』を昔読んだんだけど、面白かったなあ。」

僕 「(うわああああ、センス褒められた~~~)あ、ありがとうございまっす!『ペスト』は僕も読みました!!」

出口 「学生の本分は勉強だから、頑張ってね。」

そういって、出口は颯爽と半蔵門駅で降りて行きました。

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あれから数年後、僕は入社式で、また現会長の出口と再会することになりました。

出口が僕と正面に向かい合ったときに、まじまじと僕の顔を見ながら、「どこかで見たことがある気がするんだよね。」と独り言のように言ったので、待っていました!!!とばかりに、思わず僕は話しかけました。

僕 「あの!!!出口さん、僕、昔出口さんと表参道でお会いして、電車の中でお話したんですが、憶えてらっしゃいますか!?」

岩瀬 「出口さん、覚えてます?」

出口 「(いつもの満面の笑みと、ゆっくりなトーンで)憶えてないです(笑)」

と、残念ながら憶えてもらえていなかったのですが (笑) 最近は出口と廊下ですれ違ったときに 「プルースト(フランス文学の有名な作家)は読むの?読むなら、良い本があるんだ。」と、プルーストの本を貸してもらいました。
その他にも骨太な本を数冊貸してもらい、入社後の重い課題のようになっていますが、貴重な機会ですので、読破していきたいと思います。濃くて楽しいライフネットの日々が、僕は大好きです。

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