地図ラバー

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

男性は話を聞くのが苦手で女性は地図が読めないみたいな本が昔流行りましたね。
でも、話を聞くのが得意な男性に少なからず会ったことがありますし、地図が好きな女性も、あまり会ったことはないけど、います。

私は小さいときから、地図を見るのが大好きでした。見るというか“読む”。地理の地図帳を眺めて過ごすのはもちろん、推理小説なんかでよく、位置関係を表すためだけの略図でさえも、指をはさんでおいていちいち戻って確認しながら読んだものでした。

学生になってからは友人と、世界地図帳で東京から一筆書き世界一周するとしたらどのルートがベストかなどという、時間がたっぷりあったからこそ出来た暇つぶしもよくやりました。
もっとも、試験前の現実逃避であることが多かったので、正確には時間はなかったのですが。

地図の何がいいのかと言われれば、ほんとにあるんだ的感動です。
住所がわかるだけで、世界中、住所がある場所ならどこでも、知らない場所にたどり着けるってすごいことではないですか。
遠い国に住んでる誰かが、よしライフネット行ってみようと思い立ってくれたとして、日本の東京都千代田区麹町2-14-2に向かえば実際にその町にそのビルが存在していて、そこで働いてる人たちに会えるということですよ。

今のは極論でしたが、知らない町をドライブしていて、地図上ではあそこ曲がったらガソリンスタンドあるはず、と予想し、果たして実際にあるわけです!(当たり前ですが。)地図上(バーチャル)とリアルが出会ってひとつになる瞬間です。うっとり。

また、地図上では変な交わり方をしている道や、妙な形になっている場所や、不自然な等高線だけどなんだろうという場所に実際行ってみると、なるほどこれは紙や画面上ではこう表すしかなかったよね、と納得するということもあるのです。
目的地自体やそこへ行くことではなく、地図での表わされ方への興味ですね。

一度行った場所は頭の中の地図に入れて大体覚えてしまいますし、初めての場所でも、××駅のこの出口を出てこうこうこうでその角を左だな、みたいな感覚で、複雑でなければ頭に入ります。
ちなみに頭の中の地図は便利で、ちゃんと3Dです。
だから、だから、あぁあの高いビルね、など高さや形が目印になったりします。

というわけで、この文脈においては、スマホ地図機能とカーナビはあまり好きではありません。
もちろんそれはそれはものすごく便利で、使うこともままあるのですが、だってそれやられると人間の出番ないですからね。
ドライブではやっぱり助手席で人力ナビゲーションをしていたい。
いつかなくなる風景なのでしょうか。
5月 川越さん.jpg
企画部の川越でした。

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