リアルねずみ算の恐怖

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

【ねずみ算】
「ものが等比数列をなして急激に増加することのたとえ」

ねずみ講、マルチ商法、ネットワークビジネス、チェーンメールなどの原理として、どちらかというとネガティブな意味で使われることが多い言葉と思います。

「そういったねずみ算式のものなんて、私は引っかからないよ」と思う方も多いかと。
かつて私もそう思っていましたが、見事に引っかかりました。
ねずみ算を甘く見てはいけません。身の毛のよだつ私の恐怖体験をお話しします。

あれは4年前の春。
大型コンベンションホールで開催の「ペットフェア」に行きました。
かわいい犬猫や、海外のカブトムシ、珍しい鳥、爬虫類など、ありとあらゆるペットがいて、動物好きの私にはとても楽しい空間でした。

すると、あるブースで行列が。どうやら無料で何かもらえるらしい。
列の先を見るとペアのジャンガリアンハムスターが配られているではありませんか!
私が小学生の時に買っていたゴールデンハムスターより一回り小さく、実に愛らしい。
9月 南谷さん.jpg
その隣には飼育グッズがちゃっかり販売されていて、「あー、こういうことね」と主催者の意図が判明します。
子どもの「 絶対面倒見るからー!」と言う絶対ウソの発言を見破りながらも、私自身が飼いたいから2ペア(4匹)をもらいました。

ハムスター生活、癒されます。
飼い始めること1カ月、朝起きてみたら6匹の子どもが産まれているではないか!
生命の誕生に感動です。
9月 南谷さん1.jpg
妻:「10匹もどうするの?コレ?」
私:「ペットショップに持っていけば、無料で引き取ってくれるから大丈夫」
小学生の時、カブトムシやクワガタを捕まえては、ペットショップに売りに行った経験があるから余裕しゃくしゃくです。

するとその2日後、なんと別のペアが6匹出産。
ヤバイ。今度は素直に喜べない。1ヶ月で4匹が16匹になってしまった(汗)
9月 南谷さん2.jpg
慌てて頼みのペットショップに聞きに行くと「ブリーダーからしか購入できないんですよ~」と。
田舎と都会の違いなのか、はたまた時代が違うのか、頼みの綱が断たれてしまった。
ヤバイ、これはヤバイ(汗)
この時、初めてリアルねずみ算に陥ったことに気が付きました。

16匹になると、ペットショップの小動物コーナーの匂いが立ち込めてきます。
この頃から妻が「どーするのよコレ! どーするのよコレ! どーするのよコレ!」と半狂乱で同じ言葉を叫び続けるようになります。ヤバい、これは真剣にヤバイ。この世の地獄とはこの事です。
9月 南谷さん3.jpg
ハムスターは生後1カ月で繁殖能力を持つらしく、計算するとこのままでは1年後には億を超えることに。。。
バイバインで栗饅頭を増やし過ぎた時ののび太は、きっとこんな気持ちだったんだろうな。初めてのび太に同情です。

落ち着け、俺。まずは♂と♀を分けなくては。
調べたところ、性別の見分け方が載っているサイトを見つけました。
苦心の末、性別が判別できるようになります。ひよこ鑑定士の気分です。
どうだ!これでもう増えないぞー!

育ってくると、これが実に可愛い。
無防備に寄り添って寝ている姿に癒されます^^
9月南谷さん4.jpg
でも悠長なことは言っていられません。もらい手を探さなければ。
チラシを作り、同僚や知り合いに配るものの、もらってくれたのは2匹。
私の人脈の限界です。14匹は育てるしかないのか。
妻の「どーするのよコレ!」が海馬に突き刺さります。

万策尽きたとあきらめていた時、知人から「里親サイトに出せばいいじゃん」とアドバイスをもらいました。
里親サイトなんてのがあるんですね。
半信半疑で掲載してみたら、すぐに問合せが来るではないか!
なんと、わずか3週間で12匹の里親が見つかりました。
もらってくれた皆さんに感謝です。

最終的に手元には2匹の♀を残しました。同性なら増えませんからね。

私の恐怖体験は以上です。ねずみ算、恐ろしいでしょ?
もっとも、私が一番恐ろしかったのは半狂乱の妻だったのかもしれませんが。

みなさん、ハムスターを飼う時は、オスメス分けて飼いましょうね。
すぐに増えますから。

明るい家族計画を!

代理店推進部 南谷


  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る