ゴルフについて語ろう

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

先日書いた『お酒の話をしよう』が意外に好評で気を良くした昭和オヤジとしては、次に繰り出すネタはゴルフをおいて他にはない。
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最近はゴルフ人口の減少、特に若者のゴルフ離れが顕著であるが、その昔、サラリーマンのスポーツと言えばゴルフであった。バスケットボールでもなく柔道でもなく、なぜゴルフなのか。
ゴルフは、接待や社内親睦のため、即ち仕事の延長線上にあるから、入社したてのサラリーマンもいつかはやらねばと思っている。そんな時に上司から誘われたら、いよいよ俺もデビューの時が来たとばかりに飛び込むことになるのが一般的であった(某社会長は一切ゴルフをやらないから当時のサラリーマンとしてはマイノリティに属する)。

ゴルフをやるには数々の艱難を乗り越えねばならぬ。1回のプレイ代は1カ月の昼食代に匹敵するほど高く、ゴルフ場はたいてい郊外にあるから自家用車も必要だ。不満顔の家族を宥めすかし、ようやく参加したのに下手なプレイをしたものなら、接待相手や上司から顰蹙を買いかねないので、自然と練習にも相応の時間を割くことになる。プレイする姿を見て一目で気に入り始めちゃいましたというのならともかく、円滑な会社生活を営むため、ひいては生活の糧を安定的に得るためと自らに言い聞かせながら、1ホール毎1打毎に一喜一憂し、やがて時の経過とともにプライベート生活の大半をゴルフが占有するほどにのめり込み、ショッピングに行っても買うのはゴルフウェアであり、深夜晩くまでゴルフ中継につきあい、気がつけばいつの間にか自分の周りからゴルフ以外の遊びがすべて排除され、ついには趣味と尋ねられたらゴルフとしか答えられないいびつな状態に至るのである。冷静沈着、理性の塊と言われた私でさえ、この習慣化・中毒化プロセスには抗えなかった。
この世にそんな地獄などあるものか、俺は決してそんな罠にははまらないと自負する勇気ある若者たちよ、30年もやってきてこの程度の腕前ですかと呆れられるのを承知で言いたい。「たまには付き合ってよ」と。

お客さまサービス本部 山崎

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