数字で語るアイスの話

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ライフネット生命 スタッフ

秋はどこへ行った?というくらい、夏が終わった途端に寒くなりましたね。年に1回くらい、寒さによって震えが止まらなくなることで身体が冬の訪れを認識する瞬間があります。衣替えはお済みでしょうか。

寒くなったとはいえ、アイスはほぼ毎日食べます。食べる種類の傾向は多少変わりますが、アイスはオールシーズン。炬燵の中で、に限らず、寒空の下でも。
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ところで、アイス好きの人には当たり前過ぎることなのですが、市販のアイスは乳成分の量によって種類が分けられています。アイスのパッケージに「ラクトアイス」とか、「アイスミルク」などと書いてあるのを目にしたことがないでしょうか。それがそのアイスの種類を表しており、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」等で定められているものなのですが、大まかに言えば乳成分の量が多い方から、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓の4つに分かれます。
乳成分の多いアイスクリームの方が比較的濃厚な味わいであろうことは想像に難くないでしょう。氷菓は果汁などを凍らせたアイスキャンディーやかき氷が該当します。なお、かき氷でも練乳がたくさん入っている場合はラクトアイスに分類されることもあります。

原価の違いもあってか、種類別アイスクリームの方が価格帯もやや上となる傾向があるように感じます。しかしながら、このアイスの種類というのはあくまで乳成分の量による分類であり、「おいしいかどうか」を分けるものではない点には留意です。
アイスを作る側としても、「この味・食感をこの値頃感で実現するには」というようなことを様々試してみた最適解が製品になっていると推察され、種類別というのはその結果に過ぎないのではないでしょうか。

などと、偉そうに書いていますが、アイスに種類別がある話をすると知らない人が結構多いので、そんなことを気にしてアイスを食べている人もそれほどおらず、結局は「おいしいかどうか」というところに帰結しているのだと思います。ちなみに、ミルク感が好みの私の場合、おいしいと思うアイスが種類別アイスクリームであることは多いです。あくまで結果的に、ですが。

アイスを作っている人がアイスを食べる人に、乳成分の量ではなく「おいしい」を提供しようと励んでいるように、誰に何を届けたいのかということに立ち返りながら、ものごとに取り組んでいきたいものです。

商品開発部 片切 嘉

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