アナログなのが、いいんだよなぁ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

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■第一章:ちゃんとする人はもっとちゃんとするの法則

いまだにデジタルとアナログの違いがよくわかっていないネット生保の社員です。とはいえ、わたしもデジタルネイティブと呼ばれる世代のはしくれ、ガジェットだったり新しい技術だったりの話は好きなタイプです。

スマホを筆頭にしてこんなにも多くのものがインターネットに繋がって管理されていくと、生活にあらわれてくるものがどんどんと精密さを増してきます。時計はいつも正確に保たれていて、移動するなら乗換検索サービスが分刻みで到着予定時刻を教えてくれます。もはや日常においてあいまいであったり不確定な要素をもたらしたりする最大の存在は、ほかならぬ自分であることに気が付きます。人間力が試される時代がやってきたと言えるのかもしません。

そうして、なんとなく息苦しくなってきました。というのも、周りのちゃんとしている人は、テクノロジーのパワーを身にまとい以前にも増してちゃんとしてくるわけです。ちゃんとする気がない人間との差は加速度的に広がるのです。「地図アプリが電車の遅延を事前に予想してくれたから約束に間に合いました!」なんて笑顔で言われちゃうと、いいのやら悪いのやら。言い換えると、予測能力が高度化した社会にはハプニング的なものが入り込む余白が少ないのです。「災い転じて福となす」どころか、災いが事前にわかるケースが増えるので福もまた生じ得ないわけです。

そんなことからもう少し「あいまいさ」や「余白」を許容できる空気があっても良いのではないかと、怠惰な人間の代表格を自認する者としては思うようになりました。保険を始め、企業が提供するサービスの水準がそうだとさすがに困るのですが。

■第二章:アンチテーゼとしての砂時計

じゃあ、アナログっぽいことをしてみよう―。ということで、安直にも砂時計をオフィスの自席に置きました。何の変哲もない、だいたい30分で緑色の砂がストンと落ち切るやつ。 #アンチテーゼという言葉を使ってみたかっただけではあります

このブログも砂時計を落としながら書いています。2回転させて、2回目の砂が落ち切ったらそこで執筆終了です。焦りますね。

▼砂時計とはなにか?
砂時計の起源は古代エジプトやローマなど諸説あるようですが、はっきりしたことはわかっていないようです。わりと古くからあるものなんですね。改めて考えてみて、以下のように特長と制約を整理してみました

(特長)
・決まった長さの時間を測ることができる
・時間の経過を視覚的に表現できる
・クルッと回してスタートさせられる
(制約)
・時間計測の精度は高くない、あいまい
・終わっても音が鳴るなどの通知がされない
・一度始めたら終わるまで止められない

■第三章:不便なのが良いということもある

数ヵ月を経て、発見は大きく以下の3つ。

発見1:不可逆性。止められないのがむしろ良い。
・一度始めたらやめられないということは意外と大事。例えばスマホのアプリだと、途中で止めることができます。時間も延長することができます。これは便利なようで、自分の行動をうまくデザインする上では必ずしも良いことばかりではないのかもしれません。

発見2:程よいあいまいさ。経過時間も残り時間も正確にはよくわからないからほどよく焦る
・ここまで何分とかあと何秒とか、そういったことがわかりません。しかしそろそろ終わりそうな感じは視覚的に伝わってきます。この「得体の知れないなにかに追いかけられている」感覚は程よい焦りを生みます。

発見3:30分サイクルでタスクを詰め込めるようになる。30分でなにが出来るか。
・これが一番大きいでしょうか。エンジニアの方だとポモロードテクニックと呼ばれるものですでに似たような方法を実践されている方も多いかもしれませんが、ToDoリストを細分化することにも繋がりますし、優先順位や緊急性といった観点でToDoリストからタスクをピックアップする作業も今のところはなんだか楽しいです。

お気づきかもしれませんが上記で制約としたものが意外と良い機能を果たしています。不思議。というわけで、高度にデジタル化が進んだ中にこそアナログを!(ただし、あいまいさが許される範囲内で)

いよいよこの砂時計も落ち切らんとしているところですがあと1分なのか2分なのかわからないのでどきどk

事業開発部
小俣

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