テツとサスケ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

題名は、ネコの名前です。テツは、現在1歳7か月の茶トラの男の子です。サスケはハチ割れ白黒の男の子で2011年(東日本大震災)の6月に、13歳で亡くなりました。人の性格がそれぞれで異なるように、テツとサスケもまったく性格が違います。さらに、行動パターンも全然違います。

テツは、飼い主のいないネコを保護している団体の人から生後2か月半のときにもらい受けた、いわば養子です。ひと言でいうと「次男の甘えん坊さん」でしょうか。食欲は旺盛でいつも「食べたい、食べたい」とアピールして我慢させるのに一苦労です。行動も活発で食器棚や冷蔵庫の上に登りたがり、クローゼットや押入れに入り込むなど好奇心いっぱいです。また、あるときは異物を飲み込んで内視鏡で胃から取り出したこともあり、目を離すことができずとても手がかかります。

サスケは、野良ネコに餌をあげていた知人から具合が悪そうだけど自分が面倒を見られないので2~3日預かってもらえないかと頼み込まれたのです。生後1か月半くらいでほとんど育っていないような状況で、また野良に戻すといわれ、あまりにかわいそうなので家で育てることにしました。ひと言でいうと「長男のしっかり屋さん」でしょうか。栄養不良で助からないのではと思いましたが、何とか育てることができました。後ろ足が発育不良で高いところには登れませんでした。また、食欲もようやく食べてもらうような食の細い子でした。

テツをもらった当初は、妻とサスケとは絶対に比較しないと話してあったのですが、お互いに無意識のうちに比較してしまっている自分たちに気がつきます。ネコ同士では、自分と他のネコとを比較する意識はないように聞いています。ネコは自分がどんな障害を持っていたとしても、他のネコと違うという意識は持たないとのことです。

話は変わりますが、当社元会長出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)が推奨している「道しるべ」(元国連事務総長ハマーショルドの著作)に興味をもち読んでみましたが、次のような一節に感銘を受けました。
「謙虚とは自己を他と比較せぬということに存する。自己は、~中略~ 他の何物ないしは何者よりも、優れてもおらず、劣ってもおらず、大きくもなく、小さくもないのである。」
テツはテツであり、サスケはサスケであるにもかかわらず、比較してしまっている人間である自分を反省した次第です。

きょうもテツは早朝から「ニャーニャー」、マンマが欲しいと叫びます。「マンマ?」と声をかけると跳んできます。「おはよう」というと低い声で「オハヨー」と返してきます。ことばが分かるみたいでテツとは毎日会話をしています。これ親バカでしょうか。

保険金部中村でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る