我が家へ

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ライフネット生命 スタッフ

3.11の震災以来、耐震意識が高まり、お正月には縁あって耐震補強工事とともにリフォームを決意しました。
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我が家は築40年。建築基準法の耐震基準も満たしておらず、建築当時は電子レンジも大型テレビも一般的ではない時代。
地震の揺れに不安を覚え、増える家電製品や成長に伴って増えた生活用品に埋もれている。そんな生活にピリオドを打ちたい、という気持ちもありました。

最初に、新築かリフォームか、という大きな選択がありましたが、両親が若い頃に建てた家、老練の大工さんがコツコツとおひとりで建てた家。
そういった事を考えていると、自然と新築という選択は薄れていきました。

決断をしながらも、やはり最新の技術を駆使した家の方が良かったか、と気持ちが揺れる時もありましたが、工事が始まり、剥き出しになった躯体が現れ、長い年月を重ねているにもかかわらずなんの被害にも遭っていない柱や土台を目にした時には、解体をしなくて本当に良かったと、心から思えました。

限られた面積の中で、いかに今までよりも心地よく住まえるか。これは大きな課題でした。
ああもしたい、こうもしたい・・・。
頭の中で想像をし、施工例やカタログを読み込み、メジャーを片手に唸りながら家の中を歩き回る。
そのようなことを繰り返し、やっと完成に近づいてきました。
途中、「どうしてこうなっちゃうの?」、「これって聞いてなかったけど!」といった事件も起こりましたが、まずまずの出来栄えです。

家は2度建てなければ理想の家は建たない、と聞いたことがありますが、これでは2度ならず3度、4度でも建ちそうにありません。
それならば、与えられた空間の中で、穏やかに、安らかに、過ごすことができればいいのかな。

初秋の頃、蝉の抜け殻がたくさん落ちているであろう我が家へ戻る日を、心待ちにしています。

お客さまサービス部 河野

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